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20代の5人に1人以上が有給休暇を取得できず 「理想の働き方と現実の働き方」に大きなギャップ

働き方改革、進んでいるかな?

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 マイナビワークスは、若い世代の理想の有給休暇や社風について調べた「20代の理想の働き方と現実の働き方に関するギャップ調査」の結果を公開しました。

 この調査は、20代・第二新卒・既卒向け転職エージェント「マイナビジョブ20's」の利用者1222人を対象としたものです。

 有給休暇取得日数に関する質問では、多くの20代が現在の実態と理想のギャップが大きいと感じていることが分かりました。理想とする1年間の有給休暇取得日数について、38%と最も多くの人が回答したのは「6〜10日」。しかし、現実では約半数の人の有給休暇取得日数は5日以下にとどまっており、そのうちさらに22.7%の人は有給休暇を1日も取得できていないと回答しています。

 2019年4月から働き方改革関連法が施行され、年5日以上の有給休暇取得の義務化が定められましたが、今回の調査時点(2019年1月〜5月)では、有給休暇取得が厳しい状況だったことがうかがえる結果となりました。

20代の理想の働き方と現実の働き方に関するギャップ調査
5人に1人以上が有給休暇を取得できていないという結果に

 また、社風に関する質問では、「チームワークを重視」や「安定志向」「フランク」といった項目が理想として挙げられ、働きやすい環境を尊重する傾向が強く見られる結果となりました。現実では、「成果主義」「個人主義」といった競争や挑戦をイメージさせる社風の企業が多いなか、それらを理想とする人は少ないようです。また、「年功序列」「体育会系」「トップダウン」といった旧来の日本企業らしい社風も敬遠される傾向が見られました。

20代の理想の働き方と現実の働き方に関するギャップ調査
働きやすい環境が重視されています

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