advertisement
日本眼科医会は、被災地では結膜炎に注意するよう呼びかけています。被災地は土砂や汚泥に覆われており、今後水が引いて乾燥が進むと多量の土ぼこりが飛散することが予想されます。
日本眼科医会、岡山県眼科医会は、2018年7月の西日本豪雨災害の際に、岡山県倉敷市真備町の避難所で診療を行った際、92人の患者のうち半数以上が「目の違和感」「充血」等を訴え、結膜炎の症状を認めました。
日本眼科医会は、被災地で活動する際には、手を清潔に保ち、汚れた手で直接目に触れないように注意すること、特にコンタクトレンズを装着脱する際には、手指の清潔に十分留意するよう呼びかけています。泥のかき出し、処理等の作業をする場合は、眼鏡、ゴーグル等の着用を推奨しています。
今後、ボランティア活動で被災地に行く方も増えると思います。土ぼこりには十分に注意し、目に異常を感じた場合には、近くの眼科専門医に相談しましょう。
(高橋ホイコ)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「避難所に来てみて思ったこと」 “持ってきてよかったもの”などまとめた体験ルポ漫画が参考になる
やはり日頃の備えが大切。 - 「水につかった車両は水が引いても使用しないで」 感電事故や車両火災のおそれあり、国交省が注意喚起
対処方法を説明しています。 - Yahoo!、台風19号で緊急災害支援募金を実施 開始2日で7000万円を集める
寄付人数は9万人を突破。 - 「元気ないです、十勝川温泉」 地震で約1万泊キャンセルの観光地“自虐ポスター”に込めた思いを聞いた
まずは道内から、と始めたポスター。しかしその影響は予想以上に大きかったようです。 - 「災害で苦しいときこそ娯楽は必要」約86%、「デマにだまされた」約10% 災害に関する意識調査
「被災地支援をしたいと思う」と答えたのは全体の約57%。