映画「のぼる小寺(こてら)さん」が、2020年6月から全国公開されることが決定しました。併せてキャスト・スタッフ情報も解禁され、主人公・小寺役に工藤遥さん、小寺にひかれる卓球部員・近藤役には伊藤健太郎さんが決定しています。
「のぼる小寺さん」は『good!アフタヌーン』で連載された珈琲さんの同名漫画が原作。クライミング部所属の女子高生・小寺が夢中でボルダリングに取り組む様子と、それを見守る周囲の人々を描いた作品です。
小寺と同じクライミング部の四条(よじょう)役に鈴木仁さん、同級生の倉田梨乃役に吉川愛さん、小寺に憧れる田崎ありか役に小野花梨さんがそれぞれ決定。監督を務めるのは「ロボコン」(2003年)、「ホームレス中学生」(2008年)などで知られる古厩智之さん。脚本は「けいおん!」(2011年)、「聲の形」(2016年)などを手掛けた吉田玲子さんが務めます。
同作が初主演の工藤さんは、ほぼスタントなしでボルダリングに挑戦したとのことで「練習期間を含めると約4カ月壁を登り続け、汗水流して挑んだ作品です」とコメント。伊藤さんも「ひっそりと卓球も頑張りましたので注目してください。笑」とおどけつつも、熱心に取り組んだことを窺わせています。
キャストコメント
工藤遥さん
初主演、初めてのボルダリング、初共演の方々……初めて尽くしの日々は、とにかく刺激的で楽しくて、キラキラした撮影期間でした。ボルダリングの練習期間を含めると約4カ月壁を登り続け、汗水流して挑んだ作品です。沢山の方に届けばと思っております。
伊藤健太郎さん
小寺さんと近藤の甘酸っぱくていい距離感の青春が、とても楽しい撮影でした。ぜひ一緒に浸って頂けたらと思います。そしてクライミングがベースのお話ですが、ひっそりと卓球も頑張りましたので注目してください。笑
スタッフ&原作者コメント
監督:古厩智之さん
工藤遥は、心と体が一致している少女・小寺さんのたくましさを見事に演じてくれました。5歳の女の子のようなまっすぐさはナウシカを越えたと思います。そして小寺さんの心の動きがみえる後半も見どころです!
そんな小寺さんを見つめる伊藤健太郎を始めとした若き俳優たちは「誰かを見つめるだけ」というよるべない季節を生き生きと演じてくれました。怯えて暗くてだけど背筋を伸ばして笑ったりする、いろんな感情が同時に存在するのが青春なのだなあと思い出しました。
脚本:吉田玲子さん
上を目指し、のぼろうとする人がいる。その人をただ見つめるのか、応援するのか、自分とは関係ないと目をそらすのか、嘲笑するのか、揶揄するのか。どの選択をすることもできます。でも、その人がのぼる先を一緒に見ると、そこには見えない何かが広がっていることに気づくかもしれません。観てくださる方々が小寺さんに、自分に、「ガンバ!」と言えるような作品になっているといいな、と思っております。
原作:珈琲さん
出来上がりが楽しみです。わかりやすく明るくはないけれど、学生時代の傷が思い出されて少し癒えるような、そんな映画だったらいいなと思います。
(C)2020「のぼる小寺さん」製作委員会
(C)珈琲/講談社
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