速報
「本田のおやっさん、ありがとう」 昔、日本では「赤いクルマ」が禁止だった(1/3 ページ)
そのままだったら、真っ赤なポルシェ様やフェラーリ様はどうなっていたのでしょうね。
advertisement
先日、「ドイツでは金色のクルマが違法」(関連記事)というニュースが話題になりました。
その理由は「まぶしすぎるから」。警察は他のドライバーに迷惑で、危険だからやめなさいと注意したもののオーナーは無視。2度目の検挙で「反省なし」と判断され、押収するまでに至りました。
昔、日本では「赤いクルマ」が禁止だった
実は日本でも昔、クルマに塗ってはいけない色がありました。その色とは、スポーツカーなら定番中の定番、好きな人も多いであろう「赤」です。情熱の赤、レーシングレッド、イタリアンレッド、などの言葉とともにスポーティーなイメージがあると思います。魔除けの赤なんてのもありますが。
日本で赤色のクルマが禁止されていたのは1960年頃まで。60年近く前のことなので現在はもちろん大丈夫ですが、赤が禁止されていた理由は一体何だったのでしょうか。
禁止の理由は「紛らわしいから」
その理由は「緊急車両(消防車)とまぎらわしいから」。運輸省(当時)が民間車両のボディーカラーとしては認可せず、事実上市販車には使えない色になっていたのでした。
「いくらなんでも消防車と見間違えること、あるかなあ……」と現代の感覚では思ってしまいますが、国土交通省の統計データによれば1960年の自動車保有台数は全国で約290万台しかありませんでした。2010年代の保有台数はおよそ8000万台前後ですから、その数はウン10分の1。そんな時代のことですから見慣れない赤いクルマが走ってきたら「消防車だ!」と慌ててしまうかもしれないのも無理はありませんでした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- NSXから芝刈り機までみんな金ピカ! ホンダ・オーストラリアの50周年祝いがド派手ですごい
市販化……はさすがにしないみたい。 - うぉぉ、い、1億円!? 幻の「赤いケンメリGT-R」出品 オートサロンの伝説車オークション、マジすごそう
なぜこんなに高いんだぁぁ。このほか、グループAの共石32GT-Rとか、やばい形の公道を走るF1とかも。 - ど、どうしちゃったの? トヨタが金ピカ車「ニシノクラウン」発表、キンコン西野さんがデザイン
なんじゃこれはぁぁぁ……! - す、すげーぞ このカッコよさは何だ!! ホンダ「アクティ・トラック」の特別仕様車が魅力的すぎる
軽トラ「T360」の登場55年記念モデル。赤×黒がヤバイかっこよさ。【写真17枚】 - なぜオートバイは「単車」とも呼ばれるの?
実はトラック業界では「別の意味」もあるそうです。