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娘「テレフォン人生相談に電話して!」 毒親の自覚なき相談者にアドバイスは響いたのか?「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)

YouTube「毒親の講座」を見させられて逆ギレ。

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 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜 配信)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは11月6日(水)放送のドリアン助川パーソナリティー回。アル中で自殺未遂まで起こした娘との関係の悪さに悩む母親からの相談だが、すべての原因は母親にあった!?


テレフォン人生相談 パーソナリティ:加藤諦三(評論家)、今井通子(作家・登山家)、ドリアン助川(作家・ミュージシャン)、柴田理恵(女優・タレント) イラスト/北村ヂン

娘から頼まれて電話してきた毒母親

 相談者は70歳女性。離婚した夫との間に46歳の娘がいる。その後、再婚した夫は5年前に他界

 相談者が26歳の時に最初の夫と離婚をし、31歳で再婚。その時、娘は6歳だったが、再婚を期に関係が悪くなってしまったようだ。

 「私が母親としての愛情が薄くて娘に目があまり行き届かずに、仕事とか趣味とかに没頭してしまって。娘にはさびしい思いをさせてしまったんです」「娘よりも主人っていうような感じになってしまって」

 その結果、娘はアルコール依存症になってしまい、20年ほど前にビルの7階から飛び降りてしまったという。

 「アルコール依存症もあるでしょうし、やっぱり私との確執もあるでしょうし。いろんな悩みで……」

 その時は自転車置き場の屋根に当たり、植え込みに落ちたことで命は助かったのだが、6年前から後遺症のようなものが出てしまい、身体が動きにくくなり、今はベッドの上で痛みに耐えているような状態だという。

 娘には、家賃から身のまわりの世話までサポートしてくれている同棲中の男性がいるのだが、その男性も相談者のことを嫌っているのだという。

 娘から嫌われているのはまだしも、その彼氏からも嫌われる相談者って……。詳細は語られていなかったものの、この相談者、娘たちに対して相当キツイ行動を取っているんじゃないだろうか?

 「今、普通にアナタとは会話をするんですか?」

 「ちょっとボイコットされている状態なんですけれども……。私がすぐ娘との会話でカーッとなっちゃう質なんですよね」

 今回の相談は娘のアルコール依存症を治したいということなのか?(薬でアルコールは断っているようだが)それとも娘との関係を修復したいということなのか? 実は、相談者が番組に電話をかけてきたのには意外な理由があった。

娘は「テレフォン人生相談」に電話するよう指示

 娘は相談者に対して「自分が毒親であることに気付いて」ということで、YouTubeの「毒親の講座」という動画を見せていたのだという。

 「それが結構当たっていたんですね。当たっていたからこそ、そのことで『いや、こんなじゃないわよ』とかいう、ジレンマみたいなのが私に出てしまって」

 「毒親の講座」を見たことで逆ギレして、また娘に当たってしまったようだ。その行動が毒親なんだよ!

 動画の効果がなかったということで、相談者に会うことを拒絶し「テレフォン人生相談」に電話するよう指示した娘

 「この(テレフォン)人生相談をして、『お母さんがちゃんとどうしたらいいかの道が分かるまでは、私は会いません』っていう……」

 普通だったら娘が電話してきて「毒親をどうしたらいいのか?」という相談をするところだろうが、娘は、母親自身が怖〜い先生たちにビシッと言ってもらった方が効果があると考えたのだろうか?


テレフォン人生相談 相談者(母親)に会うことを拒絶し「テレフォン人生相談」に電話するよう指示した娘 イラスト/北村ヂン

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