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娘「テレフォン人生相談に電話して!」 毒親の自覚なき相談者にアドバイスは響いたのか?「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)

YouTube「毒親の講座」を見させられて逆ギレ。

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もう顔見せちゃダメですよ!

 今回のアドバイザーは三石メソード主宰、作家で翻訳家の三石由起子。

 「お嬢さんは、再婚相手の家庭でね、自分がないがしろにされたっていう疎外感を持ってね、ずっと生きてきたと思うんですよ」

 娘の思惑通り(?)相談者へかなり厳しいアドバイスをぶつける。

 「アナタがね、今ね、70というまだ若い身体で、仕事は辞めて、ご主人がいなくなってさびしいなあと。こう見渡したら娘がいたわと。アレとなら付き合ってみたいもんだ、時間つぶしに……っていう風にしか聞こえないのね、私」

 夫が生きている時には、娘を放置して仕事や趣味に夢中になっていたのに、夫が死んだからといって娘に構ってもらおうというのはムシがよすぎる。

 「子どもが困ったときに子どもの方見てやるのが親でしょ? 子どもがいいときだけ親の顔するっていうのはダメじゃん

 身体の自由がきかない状態にある娘ではあるが、その面倒を見てくれるありがたい男性と同棲しているのだ。毒親の出る幕はない。

 「その男がだよ、アナタ嫌いなんだからさ、これはもう顔見せちゃダメですよ!」「10年ガマンしなさい!」

 相談者はまだまだ元気な70歳。ひとりででも生きていけると指摘。

 「80になったら、向こうが先にね、何か言ってくると思いますけどね。……10年黙ってりゃだよ。アナタ、その覚悟持たなきゃダメだと思う」

 娘は、当の毒親本人に「毒親の講座」動画を見せるくらい「もう近寄ってくるな」オーラを出しているのに、相談者の方はまったくピンと来ていない。普通、そんなもの見せられたら落ち込んで反省しそうなものだが、この相談者は逆ギレしてしまうのだ。

 ドリアン助川はこんな言葉で締めていた。

 「(娘がこの放送を聴いた後)連絡があるかどうかは、誰も知らない。母娘ふたりだけの話になります」

 本当に10年くらい冷却期間をおいた方がよさそうな母娘だけど、相談者はガマンできずに連絡をしてしまいそうだ。

 自分が毒親であると認められない毒親に、今回のアドバイスは響いたのだろうか?

北村ヂン

文章からイラスト、漫画、映像まで、あの手この手でインターネットのみなさんのご機嫌をうかがうハイパーメディアライター

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