ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
レビュー

なぜ長男は里帰りしないのかと悩む相談者へ「嫌いな奴と会わなきゃいかん苦しみが一番嫌だね」のアドバイス 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)

里帰りするようにうっとしいまでにアプローチする姑。

advertisement

 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜 配信)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは10月4日(金)放送の今井通子パーソナリティー回。結婚して家を出ていった長男が、なかなか里帰りしてくれないと悩む母親からの相談。


テレフォン人生相談 パーソナリティ:加藤諦三(評論家)、今井通子(作家・登山家)、ドリアン助川(作家・ミュージシャン)、柴田理恵(女優・タレント) イラスト/北村ヂン

アナタは尊敬していません!

 相談者は58歳女性。夫は64歳。長男34歳は既婚で4人の子持ち。次男31歳は独身。どちらも独立し実家からは出ている。また夫の母親(義母)89歳とも同居していたが、現在は入院中

 この長男が、最近なかなか会いに来てくれないことで相談者は悩んでいるという。結婚当初は年に4、5回は会いに来ていたというが、子どもも増え、段々と回数が少なくなっていった。

 「それで、『私も孫の顔も見たいから。ウチの雰囲気にも慣れるためにも、こちらにも来るように』って催促したんです」

 しかし、実家から1時間半くらいの場所に済んでいた長男が、転勤で5時間以上かかるような場所に引っ越しすることに。手伝いに行った相談者と夫は、引っ越しで出たゴミを引き取って、実家まで持ち帰って焼却処分したという。

 「『それがもう大変だったんだ』って息子に、話のついでに言ったんです。そしたらそれに対して『何でそんなことを言うんだ』って、感謝の気持ちも言わず怒ったんですね」

 そんなこともあり、長男家族とはますます疎遠に。それでも年に一度、お正月くらいは帰ってきていたようだが……。

 「私たちはせっせとお料理を作り、お土産とかプレゼント、お年玉、布団の準備なんかして。まあ、来てくれるからと思っていたんですよ」

 この相談者、いろいろしてくれるのはいいが、いちいち恩着せがましいのだ。

 そんな態度に耐えかねたのか、長男夫婦からついに「今回はもう来ない」と宣言されてしまう。テンパった相談者は、嫁の実家に電話をして、なんで里帰りしないのかと問い詰めたようだ。

 「嫁からお正月のあいさつもそこそこに、すごい剣幕で『どうして私の実家に電話をしたんですか?』って怒って電話がかかってきたんですね」

 「夜も眠れないから、どうしても(理由を)聞きたかった」と答えた相談者に対し、嫁は依然ブチギレ。「尊敬も何もないのね」と聞くと、「アナタ(相談者)は尊敬していません。お義父さんは尊敬していますけど」と返してきたという。相談者もなかなか厄介そうだが、嫁は嫁で強い。


テレフォン人生相談 辛辣なアドバイス。ド直球で本当のことを言ってしまった イラスト/北村ヂン

イヤイヤ里帰りしても

 その後も「おばあちゃんが入院したから会いに来い」だの何だのと理由を付けて呼び出そうとするがリアクションはなし。ついには音信不通になってしまったという。

 「義母の具合が悪くなって葬式とかあった場合、どう対処したらいいものか。息子達の関係を考えて今、悩んでいます」

 お葬式どうこうじゃなくて、ただ単に長男や孫たちに会いたい、その口実として義母の入院や葬式(まだ亡くなってないが)を利用しているだけじゃないかと思うが……。

 「アナタの望みは何なの? 孫に会いたいの?」

 「お互いの顔を見て、幸せなひとときを過ごせたらっていう感じですね」

 「これは、アナタが幸せなひとときを過ごせたらっていうこと?

 「家族全員ですね」

 「だって来たくないんでしょ、向こうは?」

 今井先生、いきなり辛辣。ド直球で本当のことを言ってしまった。イヤイヤ里帰りしても「幸せなひととき」なんて過ごせるはずがない

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

       | 次のページへ
ページトップに戻る