人の輪に加わらなくても平気なタイプのママが、娘はそうではないことに気付いて、友達となじめるように努力した実録漫画「3才にまなぶひとづきあい」に勇気をもらったという声が寄せられています。
作者のさざなみ(@3MshXcteuuT241U)さんが幼稚園にお迎えに行ったときのこと。娘さんは幼稚園で大流行しているハイタッチには加わらず、さざなみさんが行ってきていいよと促しても「いい」と一言。一人でも平気なタイプのさざなみさんは、「私の子だから似ているのかな」と考えていました。娘さんは朝泣いたり、幼稚園を休みたがったりしていたけれど、休まずに通っていたし、家では元気だったのでそういうものだと思っていたといいます。
しかしある日のお迎えで、ごっこ遊びをする友達を渇望のまなざしで見つめている娘さんに気付きます。娘さんは自分とは違って一人で平気なのではなく、遊びの輪に入りたいのに入れないのだと分かったのです。
幼稚園で親しく話せる相手がいない「ぼっちのママ」な自分が、「普通に入っていけばいいんだよ」と人付き合いのアドバイスをしても説得力がない。そう思ったさざなみさんは、娘さんに言う前に自分の問題に対処しなければならないと、自ら変わることを決意します。
次の日から、娘さんと登園したときに、教室全体に挨拶すること、その場にいる子みんなに挨拶することを始めたさざなみさん。最初は名札を見ながら顔と名前を覚え、一人一人の名前を覚えて毎日おしゃべりしてしているうちに、親しくなったような気がしたといいます。
そしてふと気付くと、娘さんは朝はさほど泣かずに登園できるようになり、友達の輪の中に入れるようになっていました。さざなみさんは、娘さんなりに勇気を奮ったり、諦めずに粘ったりした結果だろうと考えています。また、さざなみさん自身も前より幼稚園でリラックスできるようになりました。「毎日行く場所を居心地のよい場所にできるかどうかは自分で頑張るしかない」と結んでいます。
つい、子どもが別人格だということを忘れてしまい、自分の基準で考えてしまいがち……。でもそれは、自分が経験したり失敗した中から考えて自分なりに作り上げたものであり、別人格である子どもに当てはまるとは限りません。娘さんの本当の気持ちに気付いて、娘さんのために自分の苦手なことを克服しようと努力したことに尊敬です。その結果、幼稚園が前より居心地よくなったというのがステキですね。
読者からは「【この子は私とは違うのだ】意識してないとたまに忘れてしまう。似てる部分に目がいき、やっぱり私と似てるからなぁ〜なんて考えがち。でも違う。似てる所もあるけどやっぱり違うんだよなぁ」「挨拶と笑顔でいたら子供は子供なりに学び成長していくのかなと思えました。私が回りを警戒してたら子供もリラックスできないですよね。」「来年から娘が幼稚園に行くのですごく参考になりました!春から頑張ってみようと勇気がでました」などのコメントが寄せられています。
画像提供:さざなみ(@3MshXcteuuT241U)さん
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こうすれば、きっと自己肯定感が育つ。