旅行会社のJTBは「ボーナスと旅行に関する調査」を実施し、12月9日にその結果を発表しました。ボーナスをもらえると回答した人の中でも、使い道を「貯金」と答えた人が多数で、全年代で将来への不安が高まっていることが明らかになっています。
調査の対象となったのは、全国の20代〜60代の男女1000人。まず、2019年の冬のボーナスについて聞いてみると「もらえると思う/もらえる」と回答したのは41%にとどまり、「もらえないと思う/もらえない」と回答したのは58%と、もらえないという人が多数派となりました。
「もらえると思う/もらえる」と回答した人にボーナスの使い道を聞いたところ、1位「貯金」が73%という結果に。続く2位は「買い物」45%、「旅行」38%と続きました。年代別では、20代〜30代は「貯金」と回答した人が8割以上となっています。
貯金をする理由では、「将来が心配だから」が76%、続く「欲しいものをいつか買うため」30%と、全ての年代で「将来が心配だから貯金をする」という人が圧倒的多数となりました。また、貯金の方法として「積立をしているか」を聞いた質問では、「積立をしている」と回答した人は56%と半数を超えています。
JTBでは、これに加えて旅行に関する質問を実施。この冬に「旅行に行く予定がある/行きたいと考えている」と回答したのは34%にとどまり、半数以上となる51%は「旅行に行きたいけれど、現実的には難しそう」と回答しています。
消費増税の影響や、将来への不安から、旅行をしたいけれど、それにお金を割くのは難しいという人が増えている中でも、旅行そのものの人気が下がることはなく、「行きたい」と思う人は多いようです。
また、「生きている間に行ってみたい場所はあるか」という質問では、55%の人が「ある」と回答。国内では北海道や沖縄、海外ではハワイ、イタリアといった定番の旅行地に加えて、幻想的な写真が撮れると人気のウユニ塩湖なども注目されています。
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