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学習塾の先生によるゲームを肯定する発言を描いた実録漫画が、ゲームの教育的な側面について気付かせてくれると評判です。
香川県議会が子どものゲーム・ネット依存症対策として検討している、利用時間を制限する条例(関連記事)。SNSなどで議論を呼んでいますが、その流れに後押しされるように、花森はなさん(@hanamori_h)の体験談を描いた漫画にも注目が集まりました。
同作は、花森さんの息子さんが学習塾の先生にかけられた言葉をきっかけに描かれたもの。難しい漢字を知っている息子さんに先生が「本が好きなの?」とたずねると、花森さんは「すいません ゲームばかりでして」と後ろめたそうに答えます。ところが先生が発した言葉は「ゲームはいいのよ!」という肯定的な意見でした。
先生は、「今のゲームはちゃんとふりがなが振ってある」「声もついているから読んでくれる」とゲームの利点を挙げ、本では分からないままにしてしまう漢字も理解できると説明。「やりすぎはまた別の話だけど」と補足したうえで、「ゲームはいい教材なのよ!」と、力強く肯定しました。花森さんは、目からウロコが落ちたと振り返っています。
花森さんが投稿した漫画を受けて、「攻略本を読んで覚える過程は勉強に似ていて、読解力がつく」「ドラクエでローマ字や漢字を覚えた」といった共感する意見が寄せられています。花森さん自身も、小学校低学年の生徒には分からない漢字を辞書で調べるハードルが高いことに加えて、辞書の漢字を読むことも難しいので、先生の説明に納得したと語っています。
画像提供:花森はな(@hanamori_h)さん
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