キャッシュレス決済サービスを提供するPayPay(ペイペイ)は、1月17日、対象店舗や自動販売機での支払いをPayPayで行うと、40%のPayPayボーナスが戻ってくる「全国6500店舗以上の有名飲食チェーンで『40%』もどってくるキャンペーン」を発表しました。このキャンペーンは、2月1日から29日まで「いつもどこかでわくわくペイペイ」として実施される予定です。
定期的に大々的な還元キャンペーン(関連記事)を打ち出し、利用者数を増やしてきたPayPay。いままで「20%還元」のイメージが強かったPayPayですが、今回のキャンペーンでは40%と大幅に還元率を上げました。なお、付与上限は1回の決済につき500円相当、キャンペーン期間の合計が1500円相当となっています。
今回のキャンペーンの対象は、サンマルクカフェ、すき家、Coke ON(自動販売機)、日高屋、中華一番、来来軒、らーめん日高、ちゃんぽん 菜ノ宮、はなまるうどん、うまげな、さぬき麺屋、つるさく、サーティーワンアイスクリーム、松屋、松のや、松乃家、チキン亭、マイカリー食堂、ヽ松(てんまつ)、松そば、ステーキ屋松、吉野家の、合計6500店舗以上。PayPay加盟店8社を巻き込んだ大規模なキャンペーンとなっています。
特に、牛丼の分野では、「すき家」「松屋」「吉野家」の三大チェーン店が同じキャンペーンに参加。すき家では、この「いつもどこかでわくわくペイペイ」キャンペーンの開始と同時にキャッシュレス決済が導入されます。
吉野家の伊藤正明常務取締役は「これほど大きな還元キャンペーンははじめて。すき家、松屋などが一緒にキャンペーンをやることはまれ。これを機に、外食をしてもらって飲食業を盛り上げていきたい」とコメントしました。
PayPayの中山一郎CEOは、今後の外食産業との取り組みに関して、「(PayPayアプリ内で完了できる)予約注文はぜひやっていきたい」と、新たな機能の拡充についても言及。PayPayアプリについても、「(決済だけの)単機能であればスマホアプリである意味がない。スマートフォンを使った多機能な『スーパーアプリ』を実現する」としています。
実際に、今回の発表会では、今まで提供してきた決済サービスに加え、金融サービスに参入することが明かされました。今後は、PayPayアプリをプラットフォームとし、個人ローンや後払いサービス、投資などの機能を追加していくとのこと。
また、金融サービスについては、各金融機関と連携し、マルチパートナーで推進することを発表。すでに開発に着手しているサービスのほか、構想段階のものも控えており、詳細は2020年中の発表を予定しています。
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