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外務省は、中国での発生が確認されている新型コロナウイルスについて、感染症危険レベルを発表。感染がさらに拡大する可能性があるとして十分な注意を呼びかけています。
世界保健機関(WHO)および各国当局が1月21日9時までに発表したところによると、新型コロナウイルスによる肺炎患者は、まず中国にて武漢市で198例(うち死亡4例)、広東省で14例、北京市で5例、上海市で1例、累計218例と1月20日の発表から拡大。さらにタイでは2例、韓国では1例、そして日本国内でも武漢市への渡航歴がある男性の感染者が先日報告されていました(1例)。なお、男性患者本人は症状が軽快してすでに退院しています(関連記事)。
現時点での感染症危険レベルは「レベル1(十分注意してください)」で、対象は中国全域です。また22日、WHOによる国際保健規則に基づいた緊急委員会が開催されることが発表されています。
その他、これから海外に渡航する人に向けては「万一に備え、家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3カ月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください」とし、また3カ月未満の際には海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるように外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録するよう呼びかけています。
今後の感染例数などについての最新情報は、海外安全ホームページの「感染症スポット情報」にて発表される予定です。
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