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Googleが、デスクトップ検索の新デザインに「広告の区別がつきにくい」との批判があったことを受け、変更する方針を明らかにしました。
新デザインは先週導入されたもので、モバイル版の検索画面のデザインを踏襲したもの。Webページのタイトルとリンクの前に、ファビコン(Webサイトのシンボルマークとして設定されたアイコン)が表示されます。スポンサー付き検索結果(検索広告)のリンクの前には「広告」という小さなアイコンが表示されます。
新デザインでは検索広告と通常の検索結果の違いがファビコン以外になく、区別がつきにくいとの批判が寄せられました。デザイン変更前と比べて、検索広告のクリック率が4〜10.5%増えたとの調査結果も報告されています。
批判を受けて、Googleは「ファビコンの新しい設置をテストする」と発表。同社は新デザインについて、モバイル検索ではこのデザインは好評で、デスクトップ検索でのテストでも評価はよかったと述べています。しかし、ユーザーからの意見を受け入れ、改善に力を入れるとしてます。
実験は既に始まっており、編集部で試したところでは、ファビコンが表示されないようになっています。Googleは、テスト中はファビコンが表示されないユーザーと、ファビコンが違う方法で表示されるユーザーがいるとしています。
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