「Yahoo!ショッピング」検索結果順位について説明を変更 朝日が「広告料払えば検索上位に」と報道
朝日新聞が「どの商品が広告料によって上位にきているのか見分けがつかない」と報じていた。
ヤフーは6月28日、「Yahoo!ショッピング」での商品検索結果についての説明を変更した。
変更したのは、同サービスで商品を検索した際に「おすすめ順」として表示される検索順位について。おすすめ順の順位は同社独自のアルゴリズムによって決定しており、以前はこれを「商品の人気度、ストアが商品をより上位に表示させるために設定している広告(プロモーション)料率などを元に自動的に順位を付けて表示」と説明していたが、分かりづらいとの声があったという。
新たな説明では「お客様がどのような商品を探されているか、お客様がどのような商品を購入されたか、ストアが支払う広告料金の設定率などの各種データを使用」して決定していると記されている。この変更に合わせ、検索結果ページの上部に「おすすめ順とは?」というリンクを追加。クリックすると「おすすめ順」について説明するページが表示される。
同日には朝日新聞が「ヤフー通販『おすすめ順』、広告料払えば検索上位に」という記事を掲載。Yahoo!ショッピングで、ストアが広告料を多く払っている商品を検索結果の「おすすめ順」の上位に来るように優遇しながら「広告」と表示しておらず、「どの商品が広告料によって上位にきているのか見分けがつかない」と報じていた。
ヤフー広報担当者は、「朝日新聞からの指摘を受けての対応」と語った。また広告料は順位を決める要因の1つであり、広告料を払えば必ず上位に来るものではないともコメントした。
6月29日8時35分追記
ヤフー広報担当者からのコメントとして当初「かねて改善を進めてきたものであり、朝日新聞の報道を受けての対応ではない」としていましたが、正しくは「朝日新聞からの指摘を受けての対応」とのこと。事実と異なる説明をしていたとヤフー広報担当者から今朝になって連絡があったため追記修正した。
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