ソーシャルゲーム「グランブルーファンタジー」が炎上し、関係者の「ステマ(ステルスマーケティング)」が疑われていた件で、プロデューサーの春田康一さんは1月12日、Twitterで「一切ございません」とステマ疑惑について否定しました。
「グランブルーファンタジー」は先日、年末年始のガチャイベントで提供されていたキャラクター「アンチラ」をめぐり炎上。「出現率アップ」と書かれていたにもかかわらず、数十万円を費やしても出ないユーザーが続出するなど、そもそもの出現率の低さや、イベントの表記の仕方などが問題視されていました(関連記事)。
そんな中、飛び火する形で「ステマ疑惑」がかけられたのが、同作品にも出演している声優の田中理恵さん。田中さんは1月1日、自身のTwitterで「新年1回目の10連(10連ガチャ)で… で…出ました!!!! アンチラさんーー!!!」と、アンチラを引き当てたことを報告。田中さんはこの前にも立て続けにレアキャラクターを引き当てており、あまりの幸運ぶりに、一部のユーザーからは「宣伝のために、運営側がガチャを操作して当てさせたのではないか」と疑問視する声があがっていました。
こうした一連の騒動を受け、春田プロデューサーはTwitterで「自分が責任をもって発言させて頂きますが、関係者の方のアカウントやご利用状況によって運営が何か特別な措置を行い、それによるゲームプレイ結果を用いて宣伝行為に協力させているという事実は一切ございません」とステマを否定。関係者であっても優遇することはなく、あくまで「一人のユーザーとしてゲームをプレイしてくださっています」と説明しました。
春田プロデューサーは最後に、今回の一連の件について「お客様にご不安やご不満をいだかせる結果となっている事実を真摯に受け止め、今後の運営の改善に努めてまいります」と謝罪。しかしユーザーからは依然として、「ユーザーが聞きたいのはそこじゃない」「誰が信じると思いますか?」など、厳しいリプライが寄せられているようです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ガチャ炎上中の「グランブルーファンタジー」が謝罪 ユーザーからは「謝罪になってない」「そこじゃない」などの声も
謝罪コメントは出たものの、ユーザーの怒りは依然として収まっていないようです。 - 「モンスターストライク」公式プレイ動画で“混乱を招く編集”があったとして謝罪 所持オーブ数を実際より少なく見せていた
ユーザーからは「関係者はオーブ1個で1回ガチャを引けるよう優遇されているのでは」という疑念の声もあがっていました。 - 「パズドラ」クリスマスガチャ誤表記で全額補填へ 一方、一部ユーザーからは非難も 「当たらなかった人には返金なし?」
補填って難しい……。 - 「DQMスーパーライト」ガチャの確率上方修正へ 高ランク地図出やすく 消費ジェムも値下げ
修正前・修正後の出現確率も公開に。 - 「黒猫のウィズ」不正な返金請求に警告 クリスタル返還は「行っておりません」
不正が発覚した場合、アカウント停止などの措置をとることも。 - スク・エニ「DQMスーパーライト」ガチャ問題で謝罪 ガチャの確率を変更し明記へ
有料アイテムを利用しなくても楽しめるコンテンツの拡充や、運営体制の見直しも。 - 「DQMスーパーライト」ガチャを一時停止し仕様変更 有料アイテム返還
ガチャを引いた回数に応じて、有料アイテムをプレゼントする。 - iOSアプリ「グリモア〜私立グリモワール魔法学園〜」、「流しっこガチャ」のイラストが過激すぎてAppleが配信停止措置
有料アイテムの購入も不可能に。すでにできるかぎりの対応は完了しており、現在はApple側の返答待ちとのこと。 - 「グランブルーファンタジー」TVアニメ化決定
アニプレックスとA-1 PicturesとともにTVアニメプロジェクトを始動。 - 「モバマス」「グラブル」のCygamesがサガン鳥栖とスポンサー契約 2016年1月まで
なにか起こる!?