リアルでおいしそうな「アスパラベーコン」の印鑑カバーがTwitterで話題になり、一時的に商品サイトがサーバダウン、さらに品切れになるほどの人気を呼んでいます。見てるだけでお腹が空いてくる……。
シヤチハタの印鑑「ネーム9」専用のカバーで、付けると立派なアスパラベーコンにしか見えなくなります。ベーコンから出ているキャップも緑色で、さらに本物に近いサイズ感がたまりません。お弁当に入っていても違和感なさそう!
印鑑カバーは食品サンプルの製造・販売を手掛けるながお食研によるもの。同社代表の長尾文美さんに話を聞いたところ、「全て手作りのため、一個一個焦げ色も違えば出来上がりも違います」とのこと。確かによく見ると、一つ一つに個性があります。
それがまたリアリティーを生み出していますが、「味があって良いと言っていただくお客さまもいらっしゃいますが、そんなことより早く作ってくれ! と言われてしまいそうですね(苦笑)」と、長尾さん。人気が高まったこともあり、現在は製造スピードとの戦いともなっているようです。
印鑑カバーシリーズの始まりは、2012年に登場したサクサク衣がおいしそうな「エビフライ印鑑カバー」。もともと「エビフライボールペン」という商品を販売しており、息子さんの「印鑑を入れてみたら?」の一言が着想のきっかけになったとのこと。こちらもネット上などで評判となり、ながお食研の看板商品になっていました。
他にも2015年には豚を丸々揚げたような「豚カツ」、2016年には「身体に悪いマヨネーズ丼」といったユーモアのある商品が話題に。
ながお食研では過去にもTwitterのフォロワーが1日に何千人も増えたことがあったものの、その際の注文量への影響は限定的で、1日に40〜50件程度だったとか。ところが「今回のアスパラベーコン印鑑カバーはその比ではないです」と、長尾さんも反響に驚いている様子。通常3カ月分程度はストックしているそうですが、それでも注文がオーバーしてしまったようです。みんなアスパラベーコンが好きすぎる……!
今後の在庫状況については、「2月6日〜7日にはある程度在庫が確保できて、発送を始められる見込みです」とのことでした。
アスパラベーコン印鑑カバーの価格は2750円、海老フライ印鑑カバーは2970円。公式通販では他にも「かっぱ巻き印鑑カバー」や「鉄火巻き印鑑カバー」といったシヤチハタ印鑑(ネーム9)専用の商品を見ることができます(アスパラベーコンの影響で、2月3日現在は全て売り切れ中)。各アイテムの再販時期が知りたい人は、ながお食研公式Twitterアカウント(@nagaosample)をチェックすると良さそうです。
画像提供:ながお食研(@nagaosample)
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