県道409号は「さがみグリーンライン自転車道」とも呼ばれる
この県道409号は「さがみグリーンライン自転車道」という名でも呼ばれます。整備の必要性の高い独立した自転車道を主に一般都道府県道として認定して整備する大規模自転車道、という位置付けです。
取材日は平日の夕方。ジョギングや自転車で走る人もいますがあまり多くはなく、ゆっくり散歩する歩行者の方が多いようです。道路標示には、歩行者は両端を、自転車は中央を進むように指示されていました。しかし現状ではまだ通行者が多くないためか、あまりその役目を果たしていないように見受けられました。
続いて圏央道の高架下に駐車場、相模川沿いには小さな水門が見えてきます。
水門の脇には階段が整備されており、河川敷の道へ下りることもできます。天候と河川の安全に十分気を付けつつ、すぐ間近で現役の水門を見ることができます。いいなここ!
どっちが格上? クルマも通れる道が「交差」する
県道409号は自転車歩行者専用道路です。しかし「川岸へ降りる道」はクルマも通れる市道。その交差地点では「県道側」にポールが立ち並び、注意を促していました。
クルマと歩行者はどっちが優先だっけか……あと、格上のはずの県道よりも市道が優先されている感じがし、何だか変で、フフっとニヤけてしまう光景でした。
いやー、川沿いなので真っ直ぐ伸び、障害物もない、開けた道。心地よいです。「相模川水管橋」の下をくぐります。この水管橋は、酒匂川で取水し、伊勢原浄水場で浄化した水道水を海老名市内にある有馬浄水場に運ぶためのものです。
ぶっとい水道管がトラス構造の橋で相模川を渡り、道路の脇で地下に潜っています。この間近で見る大きなコンクリの構造物感……たまりません。
その先にはもっとすごいヤツも見えてきます。「相模大堰(さがみおおぜき)」です。相模川から水道用水を取水するための施設です。相模大堰の管理橋は2020年2月現在立ち入り禁止になっていますが、2020年春からは「相模大堰人道橋」として、人と自転車のみ通行できるようになるそうです。
相模大堰を過ぎると見えてくるのは日本の大動脈、東名高速道路。県道409号は数多くの人工建造物と交差、並行しており、間近で見られます。
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