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マジか! クルマが走れない県道!? 「神奈川県道409号」は建造物萌えにもたまらない快走路だった(2/3 ページ)

うそーそんな県道あるの〜? あるんです。

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県道409号は「さがみグリーンライン自転車道」とも呼ばれる

 この県道409号は「さがみグリーンライン自転車道」という名でも呼ばれます。整備の必要性の高い独立した自転車道を主に一般都道府県道として認定して整備する大規模自転車道、という位置付けです。

県道であることを証明する「ヘキサ」も立っています
県道であることを示す標識、通称「ヘキサ」もちゃんと立っていた

 取材日は平日の夕方。ジョギングや自転車で走る人もいますがあまり多くはなく、ゆっくり散歩する歩行者の方が多いようです。道路標示には、歩行者は両端を、自転車は中央を進むように指示されていました。しかし現状ではまだ通行者が多くないためか、あまりその役目を果たしていないように見受けられました。

自転車よりも歩行者の方が多い
自転車よりも歩行者の方が多い印象。しかし道幅はかなーり広い!
これは県道のランプウェイと言ってもいいのでしょうか
歩行者は両端を、自転車はその間を中央線のない対面通行の道として左側を走るように指示されている

 続いて圏央道の高架下に駐車場、相模川沿いには小さな水門が見えてきます。

 水門の脇には階段が整備されており、河川敷の道へ下りることもできます。天候と河川の安全に十分気を付けつつ、すぐ間近で現役の水門を見ることができます。いいなここ!

圏央道の高架下には中野公園の駐車場
圏央道の高架下には中野公園の駐車場
水門もあります
現役の水門が間近。水門ファンもうれしい
水門は開いていました
水門は開いていた
注意喚起の看板も
ただ、相模川の左岸の堤防だけあって「水が急にふえます」と注意の看板も立っていた。サイレンやスピーカーが鳴ったら危険。即座に避難しましょう

どっちが格上? クルマも通れる道が「交差」する

 県道409号は自転車歩行者専用道路です。しかし「川岸へ降りる道」はクルマも通れる市道。その交差地点では「県道側」にポールが立ち並び、注意を促していました。

 クルマと歩行者はどっちが優先だっけか……あと、格上のはずの県道よりも市道が優先されている感じがし、何だか変で、フフっとニヤけてしまう光景でした。

正面が県道、左右の道は市道です
正面が県道、左右の道は市道

 いやー、川沿いなので真っ直ぐ伸び、障害物もない、開けた道。心地よいです。「相模川水管橋」の下をくぐります。この水管橋は、酒匂川で取水し、伊勢原浄水場で浄化した水道水を海老名市内にある有馬浄水場に運ぶためのものです。

 ぶっとい水道管がトラス構造の橋で相模川を渡り、道路の脇で地下に潜っています。この間近で見る大きなコンクリの構造物感……たまりません。

相模川水管橋をくぐります
相模川水管橋が見えてきた
水管橋の取り付け部も間近に見えます
水管橋の取り付け部が間近に見えた

 その先にはもっとすごいヤツも見えてきます。「相模大堰(さがみおおぜき)」です。相模川から水道用水を取水するための施設です。相模大堰の管理橋は2020年2月現在立ち入り禁止になっていますが、2020年春からは「相模大堰人道橋」として、人と自転車のみ通行できるようになるそうです。

1998年に完成した相模大堰
1998年に完成した相模大堰
現在はまだ立ち入りが禁止されています
相模大堰人道橋は、2020年春から歩行者、自転車が通行できるようになる予定
壮大な眺めです
壮大な眺め

 相模大堰を過ぎると見えてくるのは日本の大動脈、東名高速道路。県道409号は数多くの人工建造物と交差、並行しており、間近で見られます。

東名高速道路が見えます
東名高速道路が見えてきた
県道と車道(市道)。クルマの往来が少ないためか、トラックの休憩所になっていました
県道と車道(市道)。クルマの往来が少ないためか、トラックの休憩所になっていたエリアも
ここでも県道を車道が横断するような形に
ここにも県道を車道が横断する交差があった

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