かしこい猫・もも太とギャルの日常を描いた、『ヤングキングBULL』で連載中の創作漫画「かしこい猫もも太」。ちょっぴり生意気なもも太とギャルのゆるい日常が心地よい笑いを届けてくれます。
めちゃくちゃ喋るかしこい猫・もも太は、工場で働くギャル・アミとふたり暮らし中。皮肉たっぷりなユーモアや、猫らしいイタズラでアミを時々怒らせますが、なんだかんだで仲良く暮らしています。
そんなある日、もも太がグレてしまいました。原因は昨晩、肉をねだるもも太を、アミが「あげるわけないでしょ」と軽くあしらったから。そのことを根に持つもも太は、頭にリーゼント風の抜け毛を乗せて、「ビキッ ビキッ」とメンチを切ります。
太古のヤンキースタイルで「にゃ!? 明日の朝刊載ったゾテメー!!」とキレ散らかすもも太に、「出たっ! カメ○オン」と軽妙なツッコミを入れつつも、「お腹すいたでしょ?」「今日は缶詰もつけるよ」と機嫌をうかがうアミ。しかし、もも太は「缶詰なんかいらないにゃ!!」と吐き捨てふて寝してしまいます。
反抗的なもも太に「こんなわがまま言う子じゃなかったんだけどなぁ…」と考えあぐねるアミ。ゴロゴロしながら猫雑誌を開くと、“猫ちゃんも食べられるハンバーグ”レシピに目を留めます。
数時間後、アミに起こされたもも太が目にしたのは、食卓に用意されたアミともも太の分のハンバーグ。もも太はリーゼント風の抜け毛をポロッと落とし、目をランランと輝かせます。そう、もも太は肉を食べたいわけではなく、アミと同じご飯が食べたかったのです。
「アミといっしょや〜」と、ハンバーグをはぐはぐ頬張るもも太にアミは安堵の表情。しかし、早々に平らげたもも太がアミの分のハンバーグをひっくり返してしまい、アミが超絶グレてしまうのでした。
グレたもも太と優しいアミの一日に、Twitterには「ひねくれ方までかわいい」「やさしいせかい」「特攻の拓とカメレオンのミックス笑った」とコメントが続々。きっとふたりは、明日もこうして仲良くやっていくんですね。
「#かしこい猫もも太」シリーズとして、作者・中田あもさんのTwitter(@nakada000)で約1年半に亘り公開され、人気を博した同作は、3月23日に単行本が発売。ふたりのいとおしい暮らしぶりが一冊にまとめられています。
飼い猫がヒカキンにあこがれてユーチューバーになっていた話
画像提供:中田あも(@nakada000)さん
(あだちまる子)
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