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4月10日は「駅弁の日」! みんな大好き「チキン弁当」、長く愛される“また食べたくなる”秘密やすこーんの「くらしの鉄道」(3/4 ページ)

無性に食べたくなる……名物駅弁「チキン弁当」はなぜ愛される? 製造の裏側に潜入してきました。

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チキン弁当が生まれる「日本ばし大増工場」へ潜入! “また食べたくなる”秘密

 では着替えていよいよ工場へ潜入です。

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ジャーン!! 工場見学前の私。完全防備で手洗いやエアシャワーも徹底している
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工場内にレーンは3つあり、この日は2つが稼働

 この日は右のレーンでチキン弁当、左のレーンで牛肉弁当を作っていました。

── 全て手作業なんですね。チキン弁当はこちらでどのくらい作るんですか?

宍戸さん 1日約1000個です。工場は24時間稼働で、夜中も作業しています

 確かに朝イチに駅弁を各駅弁屋さんに届けるには、夜中に作らないと間に合わない……。

 おいしいお弁当をいつもありがとうございます! では、作業を順番に見て行きましょう。

 パッケージはチキンバスケットをイメージしたデザインなので、チェック柄なのです。

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チキン弁当のパッケージを出す。印刷は別会社
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トマト風味ライスをベテランの方2人が詰めていく
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1人がご飯を平らにし、1人がスクランブルエッグをスプーンで入れていく

宍戸さん 卵がかなりトロトロなので、流れているラインでのせていくのが大変なんです。最初は箱に付いてしまったり、苦労しました。

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ドライトマト、グリーンピースをそれぞれのせていく
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からあげは2人が担当。それぞれ片手に2こずつ持ち、1人で1つの箱に代わりばんこに詰めていく

宍戸さん からあげは大きさにばらつきがあるので、4個をバランスよく、ちゃんと1つの箱に収まるように、向きや組み合わせを考えて、詰めていきます。

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野菜のピクルス、スモークチーズ、レモン果汁を入れていく

── 既にピクルスはカップに入っているんですね。

宍戸さん チキン弁当全体を詰める前に、カップにピクルスだけ詰めるラインがあるんです。今までと比べて、ひと手間増えました。

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最後にセロファンをのせ、箱をたたんで特殊なテープで止める
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ラベルを貼る機械に通す時に鳴る、プシッという音が心地いい
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できあがり!

 15人がかりで1つのお弁当ができました。本当に手間がかかっているんだなあ。

 「固定ファンが多かった駅弁なので、何十年もファンで買い続けてくれる人もいます。このように長続きしている駅弁は大事にしたい。次は倍の110年の時に、誰かがまたその時代に合ったものを作っていってくれれば……。そうやって味の継承をしていってほしいと思っています」(津野田さん)

 私もいつまでも食べ続けたいです。

 この日はチキン弁当が終わったら、深川めしを同じレーンで作るそう。それも興味ある……。

 見学していたら、案の定、食べたくなってしまいました。

 帰りに東京駅の駅弁屋 祭に寄ってチキン弁当と、チキン弁当のからあげを買って帰ろう。

 そうそう、2020年4月1日から袋が有料になったので、ご注意ください。ちなみにこちらでは、チキン弁当とおそろいになる、オリジナル保冷バッグも売られています。かわいい! 駅弁を入れるため、底が広くなっていて使いやすいです。

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プラス30円で保冷剤も付きます

 駅弁は、旅先で食べるだけでなく、家で食事として食べるのもおすすめです。

 その駅弁が生まれた場所の画像や映像を眺めつつ食べると、さらに気分が上がりますよ!

 なかなか旅や外出ができない時ではありますが、この機会にぜひ食べたことがない駅弁を買って、家で旅気分を味わいましょう。

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