とある会社の「自己肯定感ガチャ」という社員思いな施策が注目を集めています。感謝の気持ちを見える化する楽しいアイデア!
兵庫県のプラスチック加工などを手掛ける会社「匠工芸」に勤めるSuzu(@Suzu_momoi)さんが投稿。会社内にカプセルトイの機械が“自己肯定感ガチャ”として設置されており、「社内での『ありがとう!』『すごい!』やお客さんからの『ありがとう!』が発生すると、どこからともなく社長が専用メダルを1枚くれる」という面白いシステムのガチャを紹介しています。
中身は「家のお手伝いして、お小遣いもらえたみたいで純粋にうれしいから」という理由で100円玉や500円玉が入っており、「工場長が500円玉引いた時は、事務所がお祭り騒ぎ」だったという、ほほ笑ましいエピソードも。なんて遊び心のある職場なんだ……! ちなみにガチャのレア度は、100円が85%、500円が10%、1000円が5%の確率で、現在までに出た最高は500円とのこと。設定も良心的。
Suzuさんにお話を伺うと、ガチャが始まったのは4月上旬から。気になる「ありがとう」の可視化の方法については、社内のグループLINEにて「ありがとう」や「すごい」と感じた社員が自己申告し、それを社長が「ガチャ案件」かどうかを判断。またお客さん側からの感謝の言葉は、営業担当者が現場で聞いてきたものを同グループLINEにて報告する形で申告しているそうです。なお、現時点ではその100%が“ガチャ案件”になっているとのことでした。
上記の申告内容の例では、
- 「○○さんが忙しいのに、社用車の駐車のときに後方の誘導をしてくれた!ありがとう!」
- 「工場の製造係、急ぎの案件すぐに製作してくれてありがとう!」
といった、個人から個人へ、個人から係(複数の人)へなど、さまざまな形で申告し合っているとのこと。
働いている中での自分の行動が、他人にとってどれだけ助けになっているかをお互いに伝え、さらに形となって返ってくる「自己肯定感ガチャ」。それは「『ありがとう』をもっと盛大にお祝いしよう!」といった気持ちがないと働かないシステムでもあり、社長だけでなく会社全体の暖かさも感じてほっこりします。
投稿されたTwitterでは「ガチャを回せるっていうのが子ども心溢れてていい」「これは良い試み」「素晴らしい社長」と称賛の声から、「真似したい」「アイディアお借りします」といった声も上がる反響を呼んでいます。
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わかりみ。