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告白をやり直したくてタイムスリップ! →斜め上すぎる展開になる漫画の勢いに圧倒される(1/2 ページ)

怒とうの勢いからのしみるラストがまたよい。

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 好きな相手への告白をやり直すため、タイムマシンで過去に戻る漫画「犬+(T×99)2+1=?」がカオスだけどじんわりします。作者は漫画家の三上裕(@nezimakiatama)さん。

 中学生のころ、クラスメイトの女子を好きになった主人公。彼女を呼び出して告白しますが、返事を聞くのが怖くて逃げ出し、トラックにひかれて4年間昏睡状態に。目覚めてから6年、逃げ出したことを悔やんでいた彼は、なんとタイムマシンを作り上げてしまいました。


告白の返事を聞かずに逃げて事故に……

 告白の日に無事に戻れた主人公。逃げ出した自分に足をひっかけて転ばせて事故を回避する作戦を考えますが、「まだ足りない」と彼がもう1人現れます。“2周目のタイムスリッパー”という彼によると、過去の自分を転ばせて事故を回避できても、上から落ちてきた花瓶が頭に当たるというのです。

 ならば2周目の自分が花瓶をキャッチすればいいかというと、そこで3周目の自分が出てきて、花瓶を避けても「倒れた木の下敷きになってしまう」と告げます。それでも足りない、とわらわら出るわ出るわ……タイムスリップしてきた自分が99人!


未来から来た99人の“自分”は過去の自分を救えるか!?

 告白して逃げ出した自分を助けるために動き出す99人。そして告白された女の子のほうもまた、タイムマシンで未来から99人やってきていたのです。落ちてくる花瓶、倒れる木、地割れに竜巻にアブダクションするUFO……告白しただけなのになぜかハチャメチャな事態に。果たして告白の返事は聞けるのか!?

 まさかの“99人の自分”が一堂に会してしまう展開と、99人が過去の自分を助けようと駆け回る場面の勢いとインパクトは抜群。告白しただけなのにUFOまでやってきてしまうカオスな展開に爆笑しつつも、ラストは「よかったなあ」とじんわりさせるバランスが見事です。

 読者からは「勢いあってめっちゃ面白かったです」「好き。勢いがもう最高です」と勢いのある展開を称賛する声や、「面白いし、かっこいいし、感動したし、何なんですかこれ、最高です」「笑いとグッとくるポイントのタイミングが最高です!!」といったコメントが寄せられています。

 三上さんは週刊少年マガジンの第100回新人漫画賞において「クソみてぇな人生」で特別奨励賞を受賞。マガポケではショート読み切り「告白告白告白!」を読むこともできます。

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