スーパーでいかに“最速で会計できる”レジを選ぶかを極めたお母さんの漫画「レジチョイサーよしえ」が、異次元のバトルを描き人気を集めています。作者は漫画家の福井セイ(@fukuisei)さん。
2人の息子を持つ主婦のよしえ。ある日親子でスーパーに行ったときに、よしえは1人しか並んでいないレジではなく、3人並んでいるレジを選ぶという意外な行動を取ります。しかしよしえにはいち早く会計が回ってきたのです。驚く息子たちによしえは告げます。自分は「レジチョイサー」だと。
レジ係のスキル、他の客の買い物の内容、店員や客の体調、時間帯などさまざまな要素を計算して最速のレジを選ぶ“レジチョイス”を極めたレジチョイサー、それがよしえだったのです。すげえ……。
衝撃の事実(?)が明かされた翌日、よしえの息子は「レジ打ちが遅い」と男性客に怒鳴られていたスーパーの店員を助けようとした結果、実はレジチョイサーだったその男とレジ・チョイス・バトル(R・C・B)で対決することに。
そして迎えたR・C・B当日、代理で出場するよしえを見た男の口から、「伝説の女傑、レジチョイサーよしえ」という驚異の二つ名が明かされます。全レジチョイサーの頂点に立つレジェンド、それがよしえ……!
RCBは、おのおのがレジを選び、早く会計したほうが勝ちとなる勝負。上級者のみが開眼できる神選択眼(ゴッドレジチョイスアイ)を発揮したよしえは有利に勝負を運びますが、男に買収された客の妨害行為でピンチに。しかしそのとき“革命”が起き――結末はぜひ自分の目で確かめてみてください。
「レジに並ぶ」というよくある日常の風景を熱いバトルへと昇華させる意外性に引き込まれ、読んでいるほうも胸熱に。終始ボケ倒している長男と、ツッコミを入れ続ける次男もいい味。スーパーに行ったときにレジチョイスしたくなってきます。
読者からは「面白くて読み入った」「こんな熱い漫画を求めていた」という称賛の声が寄せられ、レジ打ちの仕事をしている人からの「よしえみたいな客が増えてほしい」といった感想も見られます。またこの作品は6年ほど前に『少年サンデー』に掲載された読み切りで、当時読んだ人からも懐かしむ声が寄せられています。
作者の福井セイさんは漫画『すうの空気攻略』などを手掛けています。
「レジチョイサーよしえ」
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