4人組ロックバンド「ゲスの極み乙女。」が世界初の試みとして“賞味期限付きアルバム”のリリースを発表。CDの代わりにバウムクーヘンが入った“おいしいアルバム”となっており、ボーカルの川谷絵音さんは「面白い発想から音楽の価値観を少しでも変化させられたら」と同作に込めた思いをブログでつづっています。斬新にもほどがあるな!
前々から特別なリリース方法を予定していることが告知されていた新アルバム「ストリーミング、CD、レコード」。今回その全貌が明らかとなり、CDケースの中には歌詞ブックレットだけが封入され、CDの代わりに「patisserie KIHACHI」特製のバウムクーヘンが付いてくるという斬新すぎる販売形式が発表されました。厚みがとんでもないことになってる。
川谷さんは、「CDを聴かない人が増えて(サブスクあるし、PCにもCDドライブ付いてないし)、歌詞カードのために買うって人も多かったのではないでしょうか」とサブスク全盛時代の突入した現代における“CDの価値”を見つめ直したもよう。CDショップでも商品棚の入れ替わりが激しいことに触れ、「なんだよCDにも期限があるじゃないか、だったらいっそのことバウムクーヘン入れてアルバムに賞味期限付けちゃっても良いでしょうって発想」と“賞味期限付きアルバム”というとっぴなアイデアのルーツを明かしています。
また川谷さんは、「僕はCDを売りたいんじゃなく音楽を売りたいわけで、面白い発想から音楽の価値観を少しでも変化させられたら良いなと思うわけです」と“音楽=CD”という図式は本質的ではないと指摘。「ストリーミングには期限がない。新譜も旧譜も同列だ。いつでもどこでもどの時代の音楽でも聴ける。賞味期限があるバウムクーヘンを食べながら、期限のない音楽を聴くというのも風流なのではないでしょうか」とデジタル化が急速に進む音楽を、“食”という究極的にアナログな行為とともに楽しむことを提案していました。
アルバムリリース日は6月17日で、バウムクーヘンの賞味期限は工場出荷日の6月10日ごろから約1カ月間とのこと。また同アルバムは、「ストリーミング、CD、レコード」と3種類の媒体を冠したタイトル通り、バウムクーヘンではなくCDが入ったDeluxe Edition盤、同バンド初のアナログレコード盤も同時発売されます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ゴールデンボンバー、ついに観客までエアーになる 無人島での無観客ライブ開催へ
伝説を残しそう。 - ゲス極・川谷絵音 おばさまたちに「写真撮ってください」と頼まれるも、まさかの展開に
日本語って難しい。 - 「時を重ねて響くかっこよさ」B'z、22年前の楽曲「HOME」を自宅スタジオでリモートセッション披露し反響
痺れる……! - 「溶け込み方が半端じゃない」 ゲス極・川谷絵音、大学生になじんでしまうステルスぶりを発揮
最終的にはバレました。 - 「絵音に幸あれ」 米津玄師、ベッキーの結婚発表日にゲス極・川谷絵音の幸せを願い始める
米津さんニヤニヤしてそう。 - 宇多田ヒカルの全アルバム&シングル、定額制音楽配信で解禁 国内音楽市場で大きな契機となるか
Apple MusicやLINE MUSICなど9つの配信サービスで、宇多田ヒカルさんのほとんどの音源が一挙配信開始。 - 「夢の共演をありがとう」 「おかあさんといっしょ」歴代のお兄さん&お姉さんが大集結した“リモート合唱”が感動を呼ぶ
涙腺がやられちまう。 - YOSHIKI、hideの命日に“墓参りの自粛”を呼び掛け 霊園に押し寄せるファンにhide運営は悲鳴をあげる
頼むぜ……。