外出自粛やいつもと違う状況での生活……そんな中、テレビやネットに疲れを感じている人にラジオのよさを伝える漫画に「めちゃくちゃわかる」「ラジオが好き」と共感が集まっています。作者は漫画家でイラストレーターのおおがきなこ(@kinakobon)さんです。
以前うつだったときに、テレビを見たりCDを聞くのがしんどかったというおおがさん。そのころは小さなCDラジカセを買って、ラジオを流していたといいます。当時は消去法でラジオを流していたと思っていたおおがさんですが、最近、消去法ではなかったことに気づきました。引っ越したばかりでまだテレビもネットもなく、1日中ラジオをつけるなかでその良さを再認識したのです。
テレビ番組で新型コロナウイルスの話題を見ると疲れるけれど、ラジオだと全然疲れないとおおがさん。番組に寄せられたリスナーの不安な声にちょうどいい前向きさで答えてくれるパーソナリティの存在や、心地よい音楽で心がどんどん回復するように感じるといいます。
ラジオを作っている「音楽」と「プロのおしゃべり」は文化であり、ラジオには「あなたは何も考えなくていいよ、聴いてるだけでいいよ」という懐の深さがあったことに初めて気づいたというおおがさん。みんなも心が疲れたらラジオをつけるといいよ、と結んでいます。
漫画には「私も今は1日ほぼラジオです。聴いてるだけでいいよ、っていう懐の深さ…これめちゃくちゃわかります」「想像力が養えるラジオ、好きです。リスナーメッセージなどにも共感できたり、なるほど!と思ったり、ラジオ側から寄り添ってくれる感じもいいなと思います」などラジオ好きからの共感のコメントや、ラジオ関係者からの「嬉しい」という声が寄せられています。
おおがさんは、自身の体験をもとに描いた漫画『エミ34歳、休職させていただきます。』や犬愛あふれるエッセイ『いとしのオカメ』などを手掛けています。
画像提供:おおがきなこ(@kinakobon)さん
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