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自粛生活の中で思わぬケガ……「こんな時期に病院に行ってもいいのかな」と一瞬悩んでしまった話

突然のケガだと余計に混乱しちゃうことも。

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 COVID-19(新型コロナウイルス感染症)への対応から、医療機関の余裕がなくなってきていると報じられている今日この頃。4児(12歳、9歳、4歳、3歳)を育てるスガカズ(@sugakazu)さんの、思わぬケガをしてしまった際に「病院に行った方がいいのか? それとも控えたほうが……」と悩んでしまった話を紹介します。

とっさに思った「迷惑をかけてしまうかも」

自粛期間中のケガ
自粛期間中のケガ
自粛期間中のケガ
自粛期間中のケガ

 緊急事態宣言が発令されて1カ月が経とうとしているころに、食器を洗っている最中にガラスが割れて、指を深く切るケガをしてしまいました。切った瞬間に真っ先に浮かんだのは、「医療機関が大変」と報じられていた連日のニュース。偶発的に起こったケガに戸惑い判断力がダウンしていたのもあって、「こんな時期だから病院に迷惑をかけてしまうかも……」とためらってしまいました。

 幸いにも、在宅勤務で家にいた夫が「これ、絶対病院行った方がいい」と判断してくれたので、近所の整形外科に電話。総合病院を勧められ、夫が運転する車ですぐに向かいました。

 こういったトラブルの際、「子どもは家で待ってもらうべきか」の判断も、いつもよりも迷いました。わが家は長男が中1なので「30分だけ下の子たちを見ていてね」とお願いできたのでまだ良かったのですが、小さい子どもだけだった時期なら、「連れていく」「受診を控える」判断で揺れてしまうかもと感じました。

 診てもらった総合病院は、感染症指定医療機関ではありません。けれど「大変な時期の医療従事者のお世話にならないよう、健康には気を付けよう!」と思っていたのもあってヘコみ状態に。先生に「このケガは、本当に来て良かったんでしょうか?」と質問してしまいました。

 先生には、「このケガは、一般の人では『腱を損傷しているのか』『縫合無しで傷がふさがるのか』判断しづらいです。なので来てよかったですよー」と言っていただき、少しほっとしました。

 傷も処置していただき、これでもう安心……かと思いきや、この後予想外の悲劇が。次の日に「アゴが腫れる」「左胸にしこり」という別のトラブルが起こったのです。これは受診した結果、手のケガとは無関係だったのですが、病院にいかざるを得ない状況が連続で起こってしまいました(特にしこりは、30代なこともあって、万が一のことも頭によぎりました……)。

自粛期間中のケガ
自粛期間中のケガ
自粛期間中のケガ
自粛期間中のケガ

 乳腺外科で、「なぜこうなったのか」と聞いている際に、「手のケガは関係ないと思いますが、抵抗力は確かに関係するかもしれない」との話になりました。「適度な運動、食事、睡眠を心がけてください」という先生の言葉に、ここ1カ月ほどの生活を思い返すと……確かに外出自粛+在宅勤務の生活になってから、運動不足やいつもとは違う生活リズムで過ごしていたことは否めません。

 その後1週間たって、手の傷の抜糸は無事に完了。アゴの腫れは治まり、左胸のしこりも検査の結果万が一の結果ではなかったので不幸中の幸いでした。

 病気の原因を特定するのは難しく、仮定でしかありませんが、手の傷の抜糸が終わった日以降、家族で体を動かす時間を30分ほど作ることにしています。今度こそ、健康を維持しつつおうち時間を過ごしていきたいと思います。

 今回あらためて強く感じたのは、ケガや病気に対応していただけることのありがたみ。また、自分自身のケガや病気が「受診が必要な状態」なのか、それとも「不要不急の受診」なのかは、自分だけではうまく判断ができないな……と思いました。過度な受診控えになってしまう可能性もあるので、家族に相談したり、またはかかりつけの病院や#7119(救急相談センター)へ相談したり……と、第三者に判断をあおぐといいかもしれません!


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