おばあちゃんちにある怖いお面は一体何？ 隠れたエピソード描いた漫画が不思議でちょっと切ない

おばあちゃんちの謎が1つ明かされる。

[林美由紀，ねとらぼ]

　おばあちゃんの家には古いお人形や置物など、不思議なものが飾ってありがち。おばあちゃんの家にある謎の仮面の秘密を描いた創作漫画がちょっと切なくてほっこりします。作者はTwitterで漫画を公開している誰でもない（ダレ）（@daredemonaidare）さんです。

仮面が勝手に動いた!?

　スズとありすのおばあちゃんの家には謎の仮面が飾ってあります。2人はおばあちゃんの家にお泊りするのは好きでしたが、仮面のある部屋で寝るのは怖がっています。そんなある夜、仮面が突然床に落ちてきたのです。

　仮面が勝手に落ちたと子どもたちは大騒ぎ。見てみると、落ちてきた仮面の下で虫が死んでいました。実はこの仮面は、恥ずかしがり屋のおじいちゃんがおばあちゃんへのプロポーズするときに使ったもの。虫が出ると退治してくれた優しいおじいちゃんで、もしかしたらさっきもおじいちゃんが虫をやっつけてくれたのかもしれません。

　愛情あふれるおじいちゃんのエピソードでしたが、子どもたちは「怖いし虫の汁ついてるし嫌っ！」「どっかやって」。ステキな恋バナも子どもには関係なかったようですね。

　怖い仮面に隠されていたのは、おじいちゃんとおばあちゃんのキュンとするエピソード。でも、子どもたちにとってはそんなことお構いなしで、素直な子どもらしい反応にクスリとしつつもおじいちゃんが気の毒なような。仮面が笑っているようにも泣いているようにも見え、おじいちゃんのうれしいような悲しいような複雑な気持ちも伝わってくる気がしました。

　読者からは、仮面が「泣いている」「こころなしか笑って見える」など仮面におじいちゃんを感じた感想や、「その（おじいちゃんの）優しさがわかる日がきっと来る」といったコメントが届いています。

画像提供：誰でもない（ダレ）（@daredemonaidare）さん