ココアモーターズが6月9日、“バッグに入れて持ち歩けるクルマ”「WALKCAR」の先行販売を同社公式サイトで開始しました。価格は19万8000円(税別)です。
WALKCARは、346(幅)×215(奥行き)×74(高さ)ミリと「ノートPCくらいのサイズ」の電動モビリティーです。13型ノートPCと同じぐらいの板に、4つのタイヤとモーター、バッテリーを搭載し、走ります。フレームには強固で軽いカーボン素材を採用し、重量約2.9キロと軽量です。
WALKCARにはハンドルやリモコンなどの操作系はありません。上に乗り、重心移動で動きます。前に体重をかければ前に進み、後ろにかければ減速、左右に体を傾ければ方向転換や回避ができます。板から降りれば、足元でピタリと自動停止する設計になっています。
最高速度は時速16キロ。専用設計の小型ダイレクトドライブモーターを備え、見かけによらずかなり強力です。10度までの上り坂も難なく走破できるといいます。
航続距離は、スポーツモード時で最大5キロ、速度を抑えたノーマルモード時で最大7キロ。そこまで長距離・長時間は走れませんが、直立したままスイーっと垂直移動する様子は何だかSFっぽくてかっこいいです。
最高速度は時速16キロ、ちょっとした坂も登れるパワフルな小型モーターを内蔵。ただ日本では公道、歩道の走行は不可。電動のパーソナルモビリティーで先行するセグウェイなどと同様に、私有地、レジャー施設、広い屋内施設の移動や演劇の演出などに活用できそうです
日本の公道、歩道では走れないので注意
「ちょっとした移動」に適するパーソナルモビリティーは、その在り方とともに法改正などの議論もなされています。しかし現在の日本の道路交通法では、電動キックボードや電動スケートボードなどは原動機付自転車に分類され、所定の保安装備を備え、ナンバーを取得しなれば公道走行はできません。また、最高速度が時速6キロを超えることから、歩行者扱いとなる電動車いすのような「歩行補助車」にも該当しないと考えられ、歩道の走行も不可です。
とても楽しそうな新しい乗り物でいろいろと想像がふくらみますが、現状は私有地で楽しみましょう。
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きゃっほー。ここは「かなり楽しい穴場」かもですよ。