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祝就航! “新”さるびあ丸の「私、見えないところがマジすごいんです」(4/4 ページ)

伊豆諸島へ向かう新造船「(三代目)さるびあ丸」が就航! 船乗りライターが気になる内部や設備を写真たっぷりでチェックします。ユルーい船旅も楽しそうですよ〜【写真92枚】

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(おまけ)「新さるびあ丸」フォトギャラリー

さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
操船総合制御システムディスプレイには、船の各種センサーで取得した航行情報や、新さるびあ丸で導入した「航海支援システム」の指示する針路と船速などを集約して表示する
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
電子海図表示システム(ECDIS)は電子海図を表示するだけでなく、AIS表示機能や衝突警告機能も用意して、安全な航海を実現する「操舵室の頭脳」ともいえる中核機器だ
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レーダー表示盤も電子海図や航行情報の重畳表示が可能になっている
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タンクやバルブの操作によって船の傾斜(トリムやヒール)を調整する
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右にあるディスプレイでは、浸水状況のアラート表示やバラストライン、燃料油ラインにおける各タンクの状況把握とバルブの操作が可能だ
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
フィンスタビライザー操作卓
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
アジマス推進器操作卓その1。こちらでは電圧と電流の把握、電圧の操作、運転開始停止、警報把握に用いる
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アジマス推進器操作卓その2。右側中央にある取っ手付きのデバイスがアジマス推進器を操作するハンドル兼スロットルだ。取っ手で回転数を制御し、左右に回転することでアジマス推進器本体を回転させてスクリューの向きを変える
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
主機関(ディーゼルエンジン)操作卓。右にあるテレメーターで主機関回転数を指示する
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主機関回転数指示計と制御卓
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
主機関操作卓のディスプレイでは、主機関、アジマス推進器、発電機、舵などのステータスが把握できる
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
船舶間の連絡手段として万国共通なVHF送受信機も設置。なお、航海中は16CHの常時ワッチが義務付けられている
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
この航海支援システムでは気象情報と海象情報を解析して、効率の高い運航計画を立案することで燃料消費を抑制するという
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
かように最新設備を備えた新さるびあ丸でもバックアップとして昔ながらの磁気コンパスを備えている
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
さらに時計、動揺計、左舷右舷それぞれの舵角計が並ぶ
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
そして、風向風速計に船速計を備える
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
操舵室右舷寄りにある船長シート
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船長シートの前には東京湾、京浜港、横浜港における行先信号図や入出港手引き、東京湾海上交通センターや各行内管制室連絡先などを掲げてある
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
左舷ウイング前面の計器類。左から分画表にワイパー、VHFハンドセット端子盤、発光信号操作盤、航路ごとの時刻表
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
分画表にはエンジンテレメーターの指示盤と機関回転数、スクリュー翼ピッチ角、アジマス推進器回転数、船速の関係が表にまとまっている
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左舷ウイング操船コンソール。アジマス推進器操作卓、バウスラスター操作卓、機関テレメーター、羅針盤を備えている
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アジマス推進器操作卓
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
バウスラスター操作卓
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
アジマス推進器旋回角、同電力、同回転数、可変ピッチ翼角の指示計
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
デフ操作版にワイパー操作盤、探照灯操作盤(2基)に船橋航海当直警報装置のリセットボタン
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
USBで接続したPCでデータ通信もできるインマルサットC端末
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
HF/MF無線装置
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
HF/MF無線装置に付属するトランシーバーに電源装置、充電装置
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
既に時代は電子海図がメインとなっているが、引き出しには東京湾、相模湾、伊豆半島、房総半島、伊豆諸島、小笠原諸島など航行区域内の海図を全て用意している
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船舶検査証書と無線局免許状。船舶検査証書に記載してある航行区域は先代の「限定近海」(東京から出港すると八丈島まで)から「近海」(東京から出港すると小笠原諸島まで)に“格上げ”した
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海図室には給湯設備などの休息スペースも。その上にある本棚にはバックアップのために書誌も備えてある。
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海図室に設置したナブテックス受信機(航行警報、気象警報、捜索救助情報などを受信表示する)、GPS航法装置、対水船速電磁ログ
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リビングエリア。テーブルの上の「卵」は揺れたときの手すりとして利用する
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大画面液晶テレビでは船内専用コンテンツも視聴できる。時計は舶用のレトロデザインをあえて採用したという
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ベッドサイドには電源コンセントと調光ダイヤル、冷蔵庫を備える
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特等船室のシャワー兼トイレルーム
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船室入り口の照明も古い客船をイメージした防爆タイプ(ただしデザインのみ)を採用。ルーム番号の上に掲げたタイルは部屋ごとにデザインを変えている
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洗面台は先代でもあったが(それでも小ぎれいになった)、
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新たに個室ごとに専用トイレと
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
専用のシャワールームを用意した。トイレとシャワールームは独立しているので、ある意味特等より快適かも
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各ベッドには専用の照明とコンセントを設けた
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照明は暖色系の穏やかな光。エアコンも先代のダクト共通から船室ごとに独立して調整できるように
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ベッドにはそれぞれ専用の照明とコンセント、そして貴重品ロッカーを設けている
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背もたれは約130度倒れ、フットパネルもせり上がる
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各シートには充電用のUSB(2A)を備える
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ロールカーテンで前後左右を仕切ることが可能
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こちらも各シート専用のロッカーを用意している
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
一部の一等船室には車いすを固定できるバリアフリー仕様を設けている
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
一等、特二等、二等和室、二等椅子席は第3甲板、第2甲板にもあるが、第3甲板から下には舷窓を用意できなかったため、窓を模した鏡をはめ込んでいる
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
現在ロールスクルーンを設置して対面二人用テーブルとしても使うことを検討中だ
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
ミルキーウェイで提供を予定しているメニュー
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
ミルキーウェイの厨房はドアで仕切られていてレストラン側からは見えない
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
パソコンの利用やボードゲーム、カードゲームのプレイなど、長時間の利用は禁止している
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
ペット用のケージ室も左舷右舷それぞれ1室ずつ用意する
さるびあ丸 東海汽船 伊豆諸島 船旅
先代さるびあ丸にもあった「冷蔵コインロッカー」は新さるびあ丸でも備えている。意外と多いのが「東京で購入したケーキを島に持って帰る」という利用だ

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