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【炊飯器を9年間持ってない人インタビュー】ほぼ毎日自炊している女性に「土鍋でご飯を炊くメリット」を聞いてみた

土鍋でご飯を炊くなら「蒸し板」を使うのがオススメだとか。

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 現代の暮らしには欠かせないとされる生活家電。それを持っていない人に取材する読者募集企画「○○持ってない人インタビュー」。今回は「約9年間、炊飯器ナシの自炊生活を送っている土鍋ユーザー」の女性・松本ユアンさん(@yunyunyuan)にお話を伺いました。

○○持ってない人インタビュー

 人それぞれに持っている生活の知恵。ただ、個々人の問題なので、ニュースなどを見ていても意外と知る機会がないもの。「○○持ってない人インタビュー」は「あえて必需品とされる生活家電を持っていない人」にそのライフスタイルを伺い、暮らしのヒントをもらう企画です。

炊飯器ナシで「年間360日くらい自炊しています」

―― “炊飯器持っていない歴”を教えてください。

 ほぼ9年間。引っ越した下宿の台所が大家さんの荷物置き場になっていて炊飯器を置ける場所がなかったことなどから、土鍋でご飯を炊くようになりました。

 最初のうちは、手持ちのインスタントラーメン用の小さな土鍋を使っていたのですが、キッチン雑貨のお店で2200円の炊飯専用のもの(二合炊き)を見つけて「電気炊飯器より安い!」と飛びつきました。

 現在は一人暮らしで、年間360日くらい自炊しています。


「うちの土鍋は円筒型で小さいので、粗熱がとれたらそのまま冷蔵庫に入れられるのもメリットです」





―― 「土鍋で炊くご飯はおいしい」と聞くこともありますが、いかがです?

 外食でライスを食べたときに「自分で炊いた方がずっとおいしい!」と思ったことはありますね。あのときに感じた味の違いは、お米の種類だけでなく、調理法も影響していたような気がします。土鍋のご飯って、味がくっきりしているんですよね。

 でも、土鍋を使うデメリットは、ただ電気炊飯器とは使い勝手が違って、“火を消す”という作業があることです。それを忘れたまま別室にいて、黒焦げにしてしまったことが2回ほどあって、今は火にかけてからプシュプシュ炊けてくるまでの約7分間、台所で待つようにしています。

 他の料理で時間が過ぎるときもありますが、他にやることが無いときは台所の床に座って、何もせずのんびり待ちます。すると、なぜか必ず飼い猫3匹が台所にやってきて、私のそばで好き勝手にのんびりしだすんですよ。

―― 時間のつぶし方がうらやましい……。

 土鍋のご飯はとてもおいしいですし、興味がある方にはオススメしたいですね。

 ちなみに、私はご飯を炊くとき、土鍋に「蒸し板」(※)というアルミ製の板を乗せています。熱々の煮汁が吹き出してコンロが汚れるのを防げるので、掃除の手間が桁違いに減りますね。

※蒸し板:鍋とせいろの間に挟む板。「蒸し板単品を通販で買ってでも使うことをオススメします」とのこと


蒸し板を置くとこんな感じ

本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

  • 必需品とされる生活家電を持っていない歴
  • 持っていなくても普通に生活できる理由、工夫
  • 持たないことのメリット/デメリット

 などを取材させていただける方、ねとらぼの募集用Twitterアカウント(@nlab_boshu)から、DMにてご連絡いただけますと幸いです。

【おまけ情報】スポンジを使わない「マリービスケットケーキ」

 松本さんは「マリービスケットケーキ」作りもしているとのこと。これはスポンジの代わりに森永のビスケット製品「マリー」を挟んだケーキのことで、オーブンなどの使用が難しい場合でも作ることができそう。

 ちなみに、このケーキには「黒柳徹子ケーキ」という呼び方も。筆者がネット上で調べた限り、名前の由来としては「黒柳さんが作って、音楽番組『ザ・ベストテン』の出演者に振る舞っていた」というエピソードが知られているようです。





画像提供:松本ユアンさん(@yunyunyuan



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