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【冷蔵庫持ってない人インタビュー】なんなら電子レンジも炊飯器もないアラサー男性に自炊の仕方を聞いてみた

それでも、週5日くらい自炊しているそうな。

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 現代の暮らしには欠かせないとされる生活家電。それを持っていない人に取材する読者募集企画「○○持ってない人インタビュー」。今回は「冷蔵庫も電子レンジも炊飯器も持っていないけど、しっかり自炊している」というアラサー男性にお話を伺いました。

○○持ってない人インタビュー

 人それぞれに持っている生活の知恵。ただ、個々人の問題なので、ニュースなどを見ていても意外と知る機会がないもの。「○○持ってない人インタビュー」は「あえて必需品とされる生活家電を持っていない人」にそのライフスタイルを伺い、暮らしのヒントをもらう企画です。

冷蔵庫を持たずに平均週5日の自炊

―― “冷蔵庫持っていない歴”を教えてください

 4年弱。以前の住居では使用していたのですが、今のところは冷蔵庫を置くスペースがなく、引っ越しの際に処分しました。当初は小さいものを買う予定だったのですが、タイミングを逃し続けている感じです。

 一人暮らしで、自炊は平均して週5日ほどしています。

―― 冷蔵庫ナシで自炊するための代替物、工夫などありますか?

 代替物は強いて言えば「気温」「近所のスーパー」でしょうか。

 最寄りのスーパーまでは自転車で5分。長期的な保存ができないため、あらかじめ数日分の献立を決めておいて、必要なものだけ購入。基本的には、直射日光の当たらない場所にまとめて置いています。



 自炊を始めた頃は食材が使いきれずに腐らせてしまい、泣く泣く廃棄するということもありましたが、冷蔵庫のない暮らしを続けていると自分の食生活のスパンに合わせて「これは買える」「あれは買えない」という線引きが見えてきますね。

―― 食べ物を保管するときの工夫は?

 できる限り、生もののストックを作らないことが大切で、肉類なら缶詰や小分けになっているもの。生肉を買いたいときは、2食分くらいまとめて作ります。そうすると1食で食べすぎることもありませんし、食材が悪くなることもある程度避けられます。

 野菜などの生ものなら、朝買ったら翌日の夜には食べきる量だけ買います。ストックするにしても、根菜などの比較的長もちする野菜だけにしています。

―― 冷蔵庫を持たないメリット、デメリットはなんだと思いますか?

 メリットは特にありませんね(笑)。

 あえて言うなら電気代が安く済む、部屋のスペースを取らない、引っ越し時に物が少なくて済むことが考えられるでしょうか。でも、冷蔵庫を置く場所が確保できる部屋であれば、持たないことで得られるスペースにそれほど価値はないと思います。

 私も今後、冷蔵庫を置いても不便でない部屋に引っ越したら買おうと思っています。

 反面、デメリットはたくさん考えられます。生の食材がストックできない、食材を衛生的に保管しにくい、冷たい飲食物を楽しみたいときはその都度買いに行く必要がある、食材を大量ストックできないので自炊のコストが高止まりしてしまう……。

―― 「冷蔵庫を持たなくても自炊はできるけど不便は不便だし、節約になるとも限らない」といったところでしょうか

冷蔵庫、電子レンジもナシ

 ちなみに、うちには電子レンジ、炊飯器もありません。

 電子レンジが無いのも部屋の都合。ブレーカーの容量が小さく、特に電子レンジは他の電子機器と併用すると落ちてしまうので……。基本的に一度に食べきれるように作るので温め直す必要はありませんが、電子レンジを使った時短調理ができなかったり、冷凍食品やレトルト製品が使いにくかったりとデメリットは大きいですね。

 炊飯器は以前使っていたものが故障してしまい、それ以来再購入していない状況です。買い替えを検討しているあいだ、鍋で炊飯していたらそれで事足りてしまって。結局、今も買っていません。

―― 冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器ナシだと、自炊にはどれくらい時間がかかるのでしょうか?

 「主食+主菜」というシンプルな献立が多くて、早いときは20分程度で済みます。うちのコンロ(IH)は1口しかないので、米を炊く必要があるときは「炊飯20分+主菜20分」の計40分くらい。主食をつけない場合もあるので、平均したら30分程度でしょうか。

 コンロが2口以上あれば、炊飯と調理が並行で行えるので、もっと効率化できるかと思います。



本企画では取材させていただける読者の方を募集しています

  • 必需品とされる生活家電を持っていない歴
  • 持っていなくても普通に生活できる理由、工夫
  • 持たないことのメリット/デメリット

 などを取材させていただける方、ねとらぼの募集用Twitterアカウント(@nlab_boshu)から、DMにてご連絡いただけますと幸いです。

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