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「さかいまち盛り下がってるぜーっ!!」――北海道小樽市の小樽堺町通り商店街が自虐的なポスターを公開し、ネットで話題を呼んでいます。
小樽の観光名所としてにぎわってきた同商店街も、近ごろはコロナ禍で寂しくなる一方。ポスターではこの苦境を、「マジでタイヘンジャー」とヒーロー風に見せたり、「元気です! 空元気です! お客様来ないからもう笑うしかありません!」と笑い飛ばしたり、ユーモアと悲壮感を込めた表現でうったえています。
この自虐ポスターはTwitterで「小樽がコロナのせいでもう限界なことは理解した」ととり上げられ広く拡散。「小樽に行きたくなった」「コロナが終息したら絶対行きたい」「何かお取り寄せすれば助けられるだろうか」など、大きな反響を呼びました。
編集部が取材したところ、ポスターは3月中旬に青年部の若手が中心となって立ち上げた企画とのこと。ステイホームで家にいる人が多い現状を鑑みて、貼り出すのはごく少数に留め、主にSNSで公開しているそうです。
ポスターがネットで拡散した後の人出については、「あまり増えてはいないが、世の中の雰囲気も報道も明るい流れにはなっておらず、仕方ないとも考えている」と担当者。それでも諦めずに、継続的に発信していきたいと語りました。小樽堺町通り商店街ではYouTube等を活用し、PR動画も展開しています。
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