「妻は発達障害なんじゃ?」妻と離婚寸前の相談者、それでもモラハラの自覚がない 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)
ちゃんとしたしゃべり方に反して、とにかく的外れな受け答えが印象的。
「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月〜金曜11時〜)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは7月29日(水)放送の玉置妙憂パーソナリティー回。
精神科に通う妻から離婚を求められている夫からの相談。
“家のルール”で妻を追い詰める夫
相談者は38歳男性。妻37歳。息子12歳。娘11歳。
「妻から離婚の調停を申し立てられまして、1回目の調停をしたんですけれども、私としては離婚をしたいとは思っていないところですね」
妻は半年前から入院をしており、最近になって退院。2週間ほど前に相談者の住む自宅の近く(同じ学区内)に引っ越しをして、現在別居中だという。
「半年の入院で治られたご病気?」
「その状況がまったく私に……まあ話したくないっていうことから、聞いてないんですよね。精神科に通って、うつの手前みたいな話は、義理のご両親から聞いたんですけども」
おそらくこころの病気で入院していたと思われるが、確定的なことは知らされていないくらいコミュニケーションが断絶しているようだ。
肝心の離婚調停の理由は「相談者が妻を精神的に支配&虐待をして、それが苦痛になったこと」だという。だとすれば、妻の入院も相談者に責任があると言えそうだが……。
この日の回答者は弁護士の大迫恵美子。
ここでいきなり、別居の経緯について新情報が明かされた。
「入院する前に2カ月くらい私が実家に帰って、妻が私の家(自宅)に住んでいたっていうような形ですね。向こうの義理の母親から、『一緒に住んでたら娘の体調が悪くなるから、実家が近いからそっちに行って欲しい』っていうことを言われたんですね」
ああ、妻の実家からもモロに相談者が原因だと思われていたのか。
妻と子どもたちを自宅に残し、相談者はしばらく実家に帰っていたが、2〜3ヵ月後、再び自宅に戻ったところ妻が体調を崩し、やがて入院してしまったという。
妻の方は明確に相談者を避けているように思えるが、それでも相談者が離婚したくないと考える理由はなんなのだろうか。
「話し合いがまったく本人とできていないっていう状況と、まあ子どもがかわいそうだなっていうのが理由ですかね」
子どもに関してハッキリとは言及されていないが、妻が退院後、そのまま引っ越しをしていることから、子どもは相談者の元にいると思われる。
「話し合いができていないっていうことなんですけど、これまでの間にね、お話し合いになる機会っていうのは随分あったように思うんですけど、話し合いができていないという風に感じるのはどうしてなんでしょうか?」
「家族でルールっていうか、家のルールとかを……。たとえば子どもを何時に寝かせたいとか、掃除を週1回するとか、そういう話し合いとかをずっと設けてたと思うんですけれども、それが相手にとっては苦痛だったっていうようなことだったんで。じゃあどういう風にルールを決めたらいいのかっていうのはずっと話をしていたんですけどね」
大迫恵美子の質問からはズレた回答だが、重要な情報が出てきた。相談者の言う“家のルール”は、「子どもを何時に寝かせる」も「掃除を週1回する」も、すべて妻が守るべきルールなのだ。
「私がたぶん、『だらしがない』とか『やることやってくれない』っていう風に言ってたからだと思いますね」
「常にそういう風に奥さんのことを感じているんですか?」
「そうですねぇ」
この“ルール”と相談者からの苦言が妻を精神的に追い込んでいったのだろう。
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