メールやSNS、仕事のチャットなど、現代のコミュニケーションにはかかせない「絵文字」ですが、ちょっと種類が多すぎるような気もします。「こんな絵文字あったの!?」と驚くこともしばしば。
ふと気が付くと増えている、使いどころが限定された絵文字たち。あれは誰が、何のために作っているのでしょうか? 今回ご紹介する創作漫画は、そんな疑問の答えを独自の解釈で描いています。
スマートフォンをいじっている主人公。文字を入力していたのでしょうか、知らない絵文字が追加されていることに気が付きます。顔がやたらと増えており、特に赤ちゃんの顔のバリエーションが豊かになっていました。その数なんと24種類。「絶対こんなにいらないだろ〜」「育児勢には需要があるのかね」と主人公。
しばらくのち、再び絵文字欄を開いた主人公は信じられない光景を目撃します。顔文字の数がさらに数倍に増えていたのです。アップデートは入っていないため原因はウイルス……? 何にせよ、絵文字は独自の意思を持っているかのように、リアルタイムで赤ちゃんを産み増殖していくのです。
代わりに食べ物の絵文字はどんどん種類を減らしていき、どうやら食糧不足を起こしている様子。やがて生産コストの低い芋の絵文字が大量生産されますが、その変化にやつらは不満を抱えたらしく、恐ろしい兵器の絵文字がどんどん増えていきます。
やがて国旗がキノコ雲に包まれ消えていき、あれだけ増えた顔の絵文字も次第に消失。最終的には謎の機械のような絵文字だけを残し、誰もいなくなってしまいました。ウイルスを指して「これはこれでメッセージ性のこもった価値のある作品なのかもな…」と、ドヤ顔で締めようとする主人公でしたが……。
作者は山素(@5670000000LDK)さん。Twitterに漫画やイラストを投稿しています。
画像提供:山素(@5670000000LDK)さん
たけしな竜美(@t23_tksn)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- トイレットペーパーはタイムマシン? トイレから始まる非日常を描いた漫画に引き込まれる 「SCPみがある」「素晴らしいSF」
トイレットペーパー買い占め問題、真の狙いはもしや……? - 「多分もう帰れないな」 雨宿りで怪異に行き合った女の子の漫画が不思議で考察したくなる
アジサイの色はどうして変わるのでしょう? - 夢に出てきた知らない女性、その正体は? 「人から聞いた不思議な話」を描いた漫画
実話ならではの説得力と雰囲気が面白い。 - おばあちゃんちにある怖いお面は一体何? 隠れたエピソード描いた漫画が不思議でちょっと切ない
おばあちゃんちの謎が1つ明かされる。 - ハッシュタグ「漫画家は自分が体験したことしか描けない」に漫画家から反論続々 → そもそもそんな発言をしたのは誰?
一体みんな誰と戦っているんだ。