――ある日の仕事終わり。目的もなく眺めていた音楽番組で、彼女たちに出会った。欅坂46だった。
トークシーンでは可憐に見えた彼女たちの鬼気迫る、だけど覚悟に満ち溢れたパフォーマンスに気が付いたら心を奪われていた。さらに彼女たちが、10月に開催予定の「欅坂46ラストライブ」で活動を休止、のちに「櫻坂46」に改名することを知った。仕事で疲れていたということもあったのだろうが、衝撃で番組が終わってもしばらくはその場から立ち上がることができなかった。
翌日編集部で、昨日の欅坂46の話をしていると、欅好きの先輩記者からゲームアプリ「UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー・通称:ユニエア)を「とにかくやってみてほしい」と強く勧められて、なぜかアプリの体験レポートを書くことに。……なんだこの展開!? なんでもユニエアには過去のライブ映像が詰まっており、欅坂46・日向坂46のデビューから今までの歴史を、ライブ映像を通して追体験できるとか。アルバム発売や改名発表で話題の両グループの話題に、今からでも追いつけるのでしょうか……?
UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)は2019年9月24日にアカツキからリリースされた、欅坂46・日向坂46を応援する【公式】音楽ゲームアプリです。ユニエアの大きなポイントは、欅坂46・日向坂46の人気楽曲をライブ映像で多数収録しているというところ。ライブの興奮、圧倒的なパフォーマンスをリズムゲームで体験できるというのがこのゲームなんです。
筆者はそれまで、ほとんど欅坂46・日向坂46に触れたことがない「ミリしら」状態(ある物事について全く情報を持ち合わせていない状態)でしたが、編集部内に欅坂46のガチオタ記者(通称:ケヤキシャ)がいるので、断片的に欅坂46の情報を摂取しており、音楽番組での出会いもあってグループのことが気になり始めていました。さらに先輩記者に聞くところによると、こちらのゲームを制作してる人たちの熱量が凄まじく、アプリのクオリティーがかなり高いらしいんですよね。これは期待できるのではないか。
ちなみにこの記事は、上記のように前述の編集部のガチファンによる注釈がガンガン入ってきます。
早速アプリを起動……。手のひらが光り出しました。まず、目に飛び込んできたのは迫力あるライブの映像。むむ、映像がすごく凝っているな……!
プライバシーポリシーに同意して進めると、目を覆いたくなるような「現実」みのある言葉が降ってきました。
決して悪意のある言葉というわけではなく、誰もが一度は投げかけられたことのあるような些細な言葉。でも場面によっては傷つくような、そんな言葉ばかりです。
現代はいろんな声が聞こえすぎる。その声を晴らす形で、欅坂46・日向坂46が登場。
かっこいい。思わず声に出してつぶやいていました。彼女たちは自分よりも一回りくらい年齢が下の女の子たちですが、「かっこいい」という感情を持った自分に驚きました。日向坂46は曲調はかわいらしいけど、パフォーマンスを同時に見ているとかわ……かっこいい……かわいい……(語彙力)みたいなメンタルになってしまいます。
ユニエア開始
最初に撮影という形でガチャを引けるのですが、推しのメンバーを選ぶのをすごく迷いました。筆者はこの子たちのことをまだ何も知らない……こんな筆者が選んでいいのだろうかと10分程度悩んで、土生瑞穂さんを選びました。
かっわいい! 高身長でアニメが好きで独特なワードセンスを持つメンバーなんだそうです。へぇ〜。ゲームを通じて彼女たちのことを知ることができる。にわかファンにはありがたい限りです。
その後期間限定のガチャも回し、運よくSSRの加藤史帆さんのカードもゲットすることができました。やったー! 普段やっているゲームはSSRの排出率が1%とか2%とかなので、純粋に最高レアの排出率が高めなのうれしいな……。
そしていよいよ、「撮影」で手に入ったメンバーのカードを編成し、リズムゲームをスタート。
まずは欅坂46といえばこの楽曲。「サイレントマジョリティー」はにわかの筆者でも知っている有名曲です。2016年に、この曲で女性アーティストのデビュー・シングル初週売上歴代1位記録を樹立し、同年末には「紅白歌合戦」にも初出場を飾りました。
楽曲のメッセージ性が高く、ゲームを通してばしばし彼女たちが発信するメッセージが突き刺さります。「君は君らしく生きていく自由があるんだ」という歌詞の強さもさることながら、欅坂46のメッセージを発信しようとする力強い姿勢。それでいて一糸乱れぬ動きで行われる刹那的なパフォーマンスに心を動かされ、筆者も自分らしく頑張ろうという前向きな気持ちを抱きました……。音楽は力だ……!
今まで欅坂46のパフォーマンス映像をまじまじと見たことのなかった筆者ですが、いざライブ映像を見てみるとパフォーマンスに惹きこまれ早く次のライブ映像をみてみたいと止まらなくなってしまいました。
プレイを進めていき「欅坂46生中継!デビューカウントダウンライブ!!」「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」まで解放することができたのですが、先輩が言っていたように、各ライブごとに特徴があらわれており、パフォーマンスの変遷からグループの歴史を体感することができました。
そして当初、並行して日向坂46の楽曲もプレイしていこうと思ったのですが、見当たらず……。けやき坂46「走り出す瞬間」ツアー2018……? 恥ずかしながら、欅坂46・日向坂46がもともとは1つのグループだったということをその時初めて知りました。
はじめにプレイしたのが「ひらがなで恋したい」という楽曲なのですが、衣装の可愛さもさることながら笑顔あふれるパフォーマンスの魅力に思わず、ライブ映像に見惚れてしまいました。メンバーひとりひとりの表情もかわいいし、こんなん見入ってミス連発しちゃいますって……。
日向坂46も「日向坂46 デビューカウントダウンライブ!!」まで解放をすることができました。『ハッピーオーラ』はメンバーの笑顔が弾けていて、見ているこちらもハッピーになるパフォーマンスでした。『キュン』もキュンキュンキュンキュン♪ とつい口ずさんでしまうリズムもさることながら、会場のコールの一体感が、自分がライブ会場にいるかのような感覚になりました!
なんでも、『ハッピーオーラ』がけやき坂46としてのラストパフォーマンスで、『キュン』が日向坂46としての最初のパフォーマンスとのことで、けやき坂46→日向坂46の歴史的な瞬間もしっかり収録されており、まさにグループの歴史を体感できるアプリだなと思いました。
今はなかなかライブを現地で見るのも難しい状態ですが、こうして上質なライブ映像を、手のひらでいつでも体験できる。さらにゲームを通して、欅坂46・日向坂46の歴史を追体験できる。これはファンにとってかなり幸せなことなのではないでしょうか。
その他やり込み要素も充実
プレイヤーはプロデューサーとしてメンバーと関わるのですが、ユニットを育成していく要素や、オリジナル短編ドラマ特典、写真やムービーを集めるといった収集・やりこみ要素もあり、ファンなら余計にたまらんだろうなぁと思います。ムービーのインタビュー動画は、メンバー同士でわちゃわちゃお互いのこと聞きあっているんですよ!! 会話から、メンバー同士の関係性もうかがえるのが良き……!
ランク8では念願だった事務所が解放されるのですが、解放された事務所のなかをちょこまかと動き回るSDキャラのメンバーの姿に、「いのち」ってなりました……。ちんまいいのち……!
いのち(SDキャラのメンバー)をタップすると、トークとかも聞けてかわいいです。早速内装を変えてケータリングを頼んであげました。このいのち、俺が守る。メンバー同士で会話が発生するのを見守ったり……尊いな。
あと、プレイしていたらドラマが解放されたのですが種類が多くてなんじゃこりゃ〜! ってなりました。ドラマとは、メンバーたちが登場するシナリオパート。しかも20話前後まであるものが多く、中には30話まであるものも……。この後無事に解放できましたが、メンバー同士の掛け合いかわいいし、報酬がめちゃくちゃおいしい。
ゲームができない時も、気が付いたら楽曲を聴いているように……。ゲーム内でライブを楽しんでる曲だと、ライブ映像とノーツが自然と脳内再生されて二度おいしい。自然と手が動いてしまう。
ユニエア、すごい(語彙力)
ユニエア、にわかファンの筆者でも存分に楽しめました。筆者もゲームを通じて欅坂・日向坂というグループの歴史に触れられて、詳しくなることができて良かったです。手のひらにおさまるアツいライブとクオリティーの高い楽曲をリズムアプリで楽しんでみて欲しいです。リズムゲー苦手すぎる筆者は最初NORMALでもつまづいていましたが、今は曲によってはPROもなんとかこなせるようになりました。まさに“こんな好きになると思っていなかった〜♪”って感じです。
アプリ内では現在1周年大型キャンペーンを実施しており、ドレス衣装に身をまとったメンバーの撮影が登場していたり、「欅坂46 LIVE at 東京ドーム 〜ARENA TOUR 2019 FINAL〜」「日向坂46 3rdシングル発売記念ワンマンライブ」のライブ映像が追加されたりと、まさに”はじめるなら今”のオンパレードです。9月24日には、日向坂46の「ドレミソラシド」も追加されました♪
筆者のようにリズムゲー苦手な人や、欅坂46・日向坂46をあまり知らないにわかファンの人にもオススメできるアプリですが、うっかり沼にハマって抜け出せなくなる可能性もあるので、自己責任で……。1周年を記念したCMを放映中とのことなのですが、これがまたクオリティが高く、両グループのパフォーマンスの魅力もさることながら背景のライブ映像からは、各グループの5年間の歴史が感じられる内容になっていますので、一見の価値大アリです!
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提供:株式会社アカツキ
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2020年9月30日