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どうして……? 「缶切り」の異名を持つ「なぜか事故が多発する」危険な橋 対策を施すもまた事故

安全のため橋の高さを上げているそうですが、それでも事故は多発している模様。

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 「なぜか事故が多発する」と注目を集めている「いわくつき」のスポットで、事故対策を施したのにまたも事故が起きてしまったという映像が、海外で注目を集めていました。どうして……?

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多くのトラックに被害を味合わせた「危険な橋」とは?(動画はYouTubeより)
Camping trailer gets A/C deleted at the 11foot8+8 bridge

 「あのコーナーには魔物が棲んでる」など、悪名高い場所というのはクルマやバイクを運転する人なら誰もが1度は聞いたことがあるはず。話題になっている映像が撮影された場所もそんな場所です。

 事故が起きたのは、米ノースカロライナ州のとある交差点。すぐ近くに鉄道橋があり、その下が一般道になっているというどこにでもありそうなシチュエーションです。

 なぜここで事故が多発しているのか。その理由は橋にありました。

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トラックがくぐり抜けようとすると……(動画はYouTubeより)
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エアコン部分と橋が接触!(動画はYouTubeより)

 実際に映像を見てみると、1台の大きなトレーラーが橋の下に差し掛かります。トレーラーそのものは高さ的にギリギリセーフ……しかし、上部に突き出たエアコン部分が橋に直撃してしまい、木っ端微塵に吹き飛んでしまいました。なんてこったい。

 この橋、実は海外で「なぜか事故が多発するスポット」として有名な「11foot8」と呼ばれている。これは橋の高さが11フィート8インチ(約3.55メートル)であることが由来です。

 これまでも多くのトラックやトレーラーが餌食になり、地元では知らぬ人はいないスポットでした。その映像がYouTubeなどで公開されるようになると、世界中に「危険な橋」として知られるようになりました。

 被害に合ったクルマの多くが上部を引き裂かれてしまうことから「カン・オープナー・ブリッジ(缶切り橋)」というあだ名もつけられています。

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看板も修正が入っています(動画はYouTubeより)

 あまりにも事故が多発するため、2019年に鉄道会社が12フィート4インチ(約3.75メートル)に高さを調整したのですが、その22日後にまたも事故が発生。以前から警告灯や標識を設置して、運転者に危険を知らせているのですが、その後も定期的に事故が起きてしまっているようです。

 地中には水道管が通っていることもあり、これ以上掘り下げることは難しく、抜本的な解決は難しいそうです。



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