コロナ禍でピンチに陥ったゲームセンターは今 クレーンゲーム464台誇るゲームセンター「エブリデイ」を取材(2/2 ページ)
【動画】初心者でもクレーンゲームで景品は取れるのか? やってみました。
昔は筐体に入っている景品のサイズは小さいものが多く、単価も200〜300円のものが中心だったため、1回で取れるといった形のゲーム設定になっていた台も少なくなかったと思います。
しかし最近は中の景品のサイズも大きくなっており、景品自体の単価も高くなってきているので、“1回で取る”という方式から、“何度かプレイして取る”という設定がメインになってきていると思います。
――1プレイ100円という価格は昔から変わっていないのに景品の単価は上がっている。という事であれば、手数がかかるのもある意味納得ですね。具体的にはどういう風にして景品を取っていくのでしょうか。
緑川:昔からよく知られているバランスキャッチ(バランスを取って景品を持ち上げ、GETを目指す方法)のほかに、アームを使って“寄せる”、“押す”、タグに“ひっかける”といった技がよく知られています。
――でもそういった技というのは、うまい人しかできないというイメージがあります。今の時代、初心者の人でもクレーンゲームを楽しめるものなのでしょうか。
緑川:エブリデイの場合、ホールに出ているスタッフは全員「日本クレーンゲーム協会」の検定合格者で、先ほどの方法を含め、クレーンゲームにおける基本の12テクニックをマスターしています。そのため、お客さまに都度アドバイスができるので、初心者の方でもクレーンゲームを十分に楽しんでいただけると考えています。
お店によっては、店員さんが直接景品をGETしやすい場所まで動かす“アシスト”を行い、お客さまに景品を取っていただくという方法を提案する場合もあると思います。
しかし弊社ではそうした方法を取ることにより、お客さまの楽しみや達成感を奪ってしまうことになりかねないと考えています。そのため物理的にアームが届かないなどの場合を除き、基本的には「どうすればGETに導けるか」をアドバイスしていくという方法で、クレーンゲームの本当の楽しさを感じていただけるよう努力しています。
取材の後、筆者も初心者台といわれるスクイーズから、エブリデイオリジナルのTシャツやキャップ、宝石キャッチャーやステンレスボトルなどさまざまな設定の台をプレイしてみました。
中には獲得が難しいものもありましたが、ホールのスタッフさんに「どこを狙えばいいのか」「アームの癖」などをアドバイスしてもらいながら遊べたので、1人でプレイするときよりも的確に景品GETまで進められた気がしました。
エブリデイを運営する東洋の中村社長は常々「クレーンゲームは笑顔を作る魔法の宝箱」と話しているそうで、「クレーンゲームを通じて『笑顔を作っている』」という考え方で、同社を経営してきたとのこと。クレーンゲームの台数の多さだけでなく、小売店のような細やかな接客が人気の秘密なのかもしれません。
(Kikka)
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めっちゃ取れる。