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うまい・楽しい・懐かしい 「乗り鉄の宿命」と「ドラえもん電車つながり」で富山へ行ってきました月刊乗り鉄話題(2020年10月版)(1/4 ページ)

たった400メートルを乗りに行く、これが乗り鉄の宿命なのです。名物駅弁「ますのすし」のミュージアムにも行ってきたよ。旨かったです。

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 2020年10月8日から、西武新宿線で「ドラえもん」をテーマとしたラッピング電車「DORAEMON-GO!」が走り始めました。ブルーの車体は遠くから一目で分かります。もう見かけましたか? 乗りましたか?

ドラえもん DORAEMON-GO!
西武新宿線を走るドラえもんラッピング電車「DORAEMON-GO!(ドラえもん号)」(2020年10月8日運行開始) 先頭車前面がドラえもんの顔、車体はドラえもんの体の色。運転台の下に赤い鼻、ヒゲ、鈴がデザインされている

 DORAEMON-GO!は、アニメ「ドラえもん」の制作会社、シンエイ動画が西武新宿線の田無駅付近にあるという縁で、ドラえもんのコミック連載50周年を記念して誕生しました。アニメーションに理解がある西武鉄道ならではの取り組みです。

 車内広告は11月20日公開の映画『STAND BY ME ドラえもん 2』で埋め尽くされ、車内のモニターにも映像が流れます。この広告ジャックは10月30日まで行われる予定です。

ドラえもん DORAEMON-GO!
元になった車両は「スマイルトレイン」こと30000系(写真=右側の電車)。30000系は西武鉄道のイメージアップのために、女性社員が中心となってデザインされた電車。もともとかわいい電車だからドラえもん向きだったのかも
ドラえもん DORAEMON-GO!
発表会当日はドラえもんも駆け付ける予定でしたが、のび太くんに大変なことが起きたようで残念ながら欠席でした。決して雨にぬれちゃマズいからではないんですよ!! 未来のロボットは防水仕様に決まってるじゃないですか。海底鬼岩城で活躍したし!! あれ、運転室にいるじゃない。こっち見てますね
ドラえもん DORAEMON-GO!
運転指導員(?)のフリをして運転室にいたドラえもんの後ろ姿

北陸にも「ドラえもんトラム」あります→ここでも大人気

 そうそう、ドラえもん電車は富山県でも走っています。高岡市の万葉線という路面電車。「ドラえもんトラム」(関連記事)といいます。2012年から走っているので、西武鉄道のDORAEMON-GO!より8年先輩です。

ドラえもんトラム 富山
富山のドラえもん電車こと「ドラえもんトラム」

 ドラえもんトラムは、富山県高岡市がドラえもんの作者、藤子・F・不二雄さんの出身地という縁で誕生しました。運行開始は2012年。ドラえもんの生誕100年“前”です。

 万葉線の新型車両を加工してドラえもんブルーの車体にし、ドラえもんの首輪をイメージした赤い帯を添えました。ピンク色の乗降ドアは「どこでもドア」です。確かにどこかへ行くための扉ですもんね。前面にはドラえもんのお顔。窓にはのび太くんと仲間たちが描かれ、レギュラー陣が乗っているように見えます。

ドラえもんトラム 富山
車内に入ると天井にのび太とジャイアン
ドラえもんトラム 富山
天井のスネ夫とドラえもん
ドラえもんトラム 富山
そしてしずかちゃん
ドラえもんトラム 富山
ドラえもんのぬいぐるみも乗車。マスク着用を呼びかけていた

 万葉線は高岡駅から北上し、日本海に到達すると東へ進み、越ノ潟に至ります。距離は12.9キロ、所要時間は約50分です。運行間隔は15分。ドラえもんトラムは運行予定が公開されているため、休日はとくに親子連れのお客さんが集まります。前後の電車はガラガラなのに、ドラえもんトラムは大人気。満席でした。ドラえもん人気、ここでもすごかったです。

ドラえもんトラム 富山
万葉線路線図(地理院地図を加工)
ドラえもんトラム 富山
しずかちゃん目線で景色を眺めよう
ドラえもんトラム 富山
終点の越ノ潟駅
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