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視界の外、扉の向こうに“何か”が……何気ない暮らしの中に潜む「怪異」を描いたショートホラー作品がゾクゾク来る(1/2 ページ)
気にしだすと止まらなくなる……原始的な「恐怖」です。
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半開きの扉、建物の隙間、天井の模様、扉を開けた向こうの景色、お風呂で目をつぶったとき。誰もが日常の中で何気なく触れているものですが、それらに対してひとたび怖い想像をしてしまうと、分かっていてもなかなか収まらないものです。
今回ご紹介する作品は、そのような日常に起きるかもしれない、もしかしたら起きそうな……「唐突な恐怖」を描いたショートホラー漫画です。4作品の中で、シリーズの3話目「なんとなく気づく時の話」をピックアップしてご紹介します。
時計の針が12時を指そうとしている深夜のこと。女性が部屋の中で窓を背に、雑誌を読みくつろいでいます。その光景に不思議なことはなく、女性にも変わった様子はありません。ですが実のところ、彼女は平然を装っているだけなのでした。
背後の窓。少し開いたカーテンの隙間から、得体のしれない「何か」が、女性を見下ろしているのです。
女性は不穏な雰囲気と「何か」の気配を察知し、「いまは絶対に振り返ってはいけない」と本能で理解しています。ですが、その「何か」はいつその場を去るのか。たとえ気配が消えたとしても、「何か」がそこを去った、という保証はありません……。
作者は漫画家の美山薫子(@kork_miyama)さん。マンガストア「めちゃコミック」で、女同士のバトルマンガ「お前を浄化してやる〜スピリチュアル女VS偽りの美女〜」を配信中です。
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やっぱりそうなのか……と思ってしまう部分も。