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死のう → 今日はやめよう 不登校男子の憂鬱を描く漫画「今日も死ねませんでした」がどこまでも応援したくなる(1/2 ページ)

同じネタを繰り返すタイプかと思いきや……。

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 「人生楽しいことなんか何もない、死のう」。不登校男子高生の憂鬱(ゆううつ)な嘆きから始まる漫画「今日も死ねませんでした」が、徐々に引き込まれていく魅力にあふれていました。これは続きが猛烈に気になる……!


今日も死ねませんでした コルクラボ あまいろ 漫画 死のうとする不登校男子。しかし……

 不登校男子の「本田隼人」の頭の中は、死ぬことばかり。しかし、ある日はきれいなうろこ雲を目にしたり、またある日は死ぬ前に体をきれいにしようと風呂に入ったら気持ちが良かったりと、さまざまな日常のちょっとした良いことを見つけては「今日は死ぬのやめよう」と思いとどまり続けていました。


今日も死ねませんでした コルクラボ あまいろ 漫画 最初はずっとこんな感じです

 しかし、そんな彼の死を後押ししてしまう存在が登場します。それが、父。「いい大学にいっていい会社に入って結婚して子どもを育てることが幸せ」「引きこもってないで学校に行きなさい」と自分の考えを押し付ける彼の父は、隼人が反論すると「口答えするな」と手を上げるのでした。父と話すたびに「今度こそ死のう」と決意しますが、それでもとどまり続けます。


今日も死ねませんでした コルクラボ あまいろ 漫画 理解のない父

今日も死ねませんでした コルクラボ あまいろ 漫画 逃げ出す隼人

 ギリギリのところで生き続ける隼人ですが、転機が訪れます。担任から様子を見るよう言われてきたクラスの女子「横内」が、彼の元を訪れたのです。最初は「あなたに興味ない」「でもこうして話し掛けてる、だからもっと嬉しそうな顔しなさい」などむちゃ苦茶なことを言ってきますが、彼女の存在が徐々に隼人の運命を変えていくことに。

 さらに他にも、彼の叔父やたまたま知り合ったホームレスのおじさん、そして学校の新担任など、さまざまな人物が隼人を、そして彼の父を、良い方向に動かしていきます。そして不登校だった隼人はついに……?

 最初は「死のう → やめよう」ネタの繰り返しから始まりますが、少しずつ前に進む隼人の姿はつい見守りたくなるものがあります。また、途中で意味深にSFチックな設定が入ったりと、まだまだ物語は動きそうな予感。1日1ページ(たまに2ページ)で、現在165ページまで公開中。思わず1話から最後まで一気に読んでしまう魅力があります。

 この漫画を公開したのは、あまいろさん(@tentijin11)。他にも電子書籍で「すべてを肯定してくれる彼氏」を公開中です。なお、ここに載せている試し読みは2話までで、転機が訪れるのは3話からとなります。

あまいろさん(@tentijin11)


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