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英バーガーキング、「マックで注文して」と宿敵を応援するメッセージを発信 「こんなことを言う日が来るとは」

苦境でも芸風を忘れないバーガーキングさん。

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 英バーガーキングが「ORDER FROM MCDONALD'S(マクドナルドで注文して)」とツイートし注目を集めています。同社は過去にも、マクドナルドをあおるようなプロモーションを世界各地で繰り広げてきました。



 イギリスでは新型コロナウイルスが急速に感染拡大しており、2020年11月5日からロンドンを含むイングランドの全域で外出制限などの措置がとられます。そんな状況下、英国バーガーキングの公式Twitterアカウントは「私たちも、こんなことを言うとは思っていませんでした」としたうえで、「マクドナルドで注文して」とのタイトルをつけた文書を添えて投稿しました。


英国バーガーキングがツイートした文章 バーガーキングがツイートした文書

 内容は、外食産業の従業員を助けるために、ケンタッキーフライドチキン、ドミノピザ、ピザハットなどの飲食店で注文してほしいというもの。家庭への宅配や、テイクアウト、ドライブスルーの利用を呼びかけています。そして「ワッパーを購入することがベストですが、ビッグマックを注文することもそれほど悪いことではありません」と、ブラックユーモアを効かせた言い回しで締めくくっています。

 同社は、これまでもマクドナルドを意識したプロモーションを行ってきました。2015年には、米バーガーキングがマクドナルドに大々的にコラボを持ちかけたもののあっさり断られ(関連記事)、2016年にはニューヨーク・クイーンズにあるバーガーキングの店舗がマクドナルドに仮装しました(関連記事)。さらには、マクドナルド秋葉原昭和通り店の閉店の際に、2軒隣のバーガーキングが労をねぎいつつも縦読みすると「私たちの勝ち」と読めるポスターを掲示したことでも話題になりました(関連記事)。


秋葉原バーガーキングが掲げた写真 縦に読むと……(2020年1月31日編集部撮影)

 今回のプロモーションについて日本では好意的な反応が見られますが、英語で寄せられた返信をみると「マクドナルドやバーガーキングのような大企業は大丈夫。地元の飲食店を救うべき」など冷ややかな内容が目立っているようです。


高橋ホイコ


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