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「2020年ティーンが選ぶトレンドランキング」発表 注目ワードは「TikTok」「オンライン〇〇」「韓国文化」

外出自粛で、SNSが重要な情報源に。

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 ティーンを対象としたマーケティングやリサーチを展開する「マイナビティーンズラボ」が、「2020年ティーンが選ぶトレンドランキング」を発表しました。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)による外出自粛は、ティーンの流行にも大きく影響していたようです。


2020年ティーンが選ぶトレンドランキング ティーンのトレンド、あなたはいくつわかりますか?

 調査の対象となったのは、13〜19歳の女性503人。ランキングは、「ヒト・コト・モノ・コトバ」の4ジャンルで分けられています。

 今年「流行った モノ」のランキングで1位にランクインしたのは、ティーンの定番動画SNS「TikTok」(30.4%)でした。

 昨年からすでに人気の「TikTok」ですが、自粛期間中には多くのティーンがハッシュタグをつけて自作の動画を投稿しました。特に、自宅内での学生による挑戦を撮影した動画につけられるハッシュタグ「#休校チャレンジ」関連の動画は、合計2億3500万回も再生される(11月2日時点)など、ティーンの間で社会現象になっていました。


2020年ティーンが選ぶトレンドランキング Webに関することが上位に! 感染防止のためにネットでつながる!?

 2位は、Web会議などのためのツール「Zoom」(30.0%)でした。多くのティーンたちは休校中の学校関連のコミュニケーションツールとして利用していたほか、友だちと「Zoom」をつないで一緒に勉強するという人もいました。

 そして3位は「無観客ライブ」(29.0%)。今年は感染拡大防止のため、オンラインでライブを配信するアーティストが数多くいました。3位まではすべてWebに関連するもので、外出や集まることを自粛しないといけない状況のなか、誰かとつながるためのツールが挙げられています。

 4位は「rom&nd(ロムアンド)」、5位は「CLIO アイシャドウパレット」と、韓国コスメがランクイン。いずれも、若い世代を中心に強い人気を誇っているブランド・アイテムです。このほか、「流行った モノ」ランキングには韓国アイドルのダイエット法として知られる「アイドル水(6位)」や、韓国式のり巻きの「チーズキンパ(7位)」がランクイン。ティーンには、韓の文化やトレンドも大きく影響しているようです。


2020年ティーンが選ぶトレンドランキング ジャニーズのアーティストは「なにわ男子」のほか、「Snow Man」もランクイン。また、日韓のグローバルアイドルグループは「NiziU」だけでなく「JO1」も

  次は「流行った ヒト」のランキングを見てみましょう。1位はソニーミュージックと韓国のJYPによる合同オーディション「Nizi Project」から誕生した「NiziU」。約半数(48.3%)のティーンがトレンドとして挙げています。2位は「DISH//」のボーカルで俳優でもある北村匠海さん(20.9%)、3位に関西ジャニーズJr.の「なにわ男子」(15.5%)がランクインしています。


2020年ティーンが選ぶトレンドランキング 北村匠海さんがあいみょんさん作詞作曲の「猫」を歌った動画は、再生数1億5000万回を突破(THE FIRST TAKE Ver.とオリジナルVer.との合計)

 続いて「流行った コト」のランキングです。1位は「Nizi Project」(39.2%)で、「NiziU」関連が「ヒト」「コト」の首位を独占する結果となりました。2位には「スマホのホーム画面カスタマイズ」(37.2%)。カスタマイズアプリやウィジェットアプリを使って、多くのティーンがアイコンやウィジェットを自分好みにアレンジしています。3位は北村匠海さんが歌う「猫」(32.8%)がランクインしました。


2020年ティーンが選ぶトレンドランキング 「パパラピーズ」は「ヒト」のランキング10位にもランクイン!

 最後は「流行った コトバ」のランキングです。1位は72.8%ものティーンが選んだ「きゅんです」。「胸がキュンとときめく」という意味で、曲に合わせて「きゅんです」と指ハートのポーズをする動画が、TikTokで拡散されました。2位は人気YouTuber「パパラピーズ」の動画内でたびたび登場する「〜してもろて」(28.8%)。3位にランクインしたのは、「あざとい」と「かわいい」の2つのコトバが合わさってできた「あざとかわいい」(14.1%)でした。

 ランキングには、TikTokやYouTubeで拡散されたことから話題になったものが多数ランクインしています。外出自粛や休校によって、ティーンの定番ツールであるSNSが、より重要な情報源・コミュニケーション手段となったのではないでしょうか。

(谷町邦子 FacebookTwitter

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