約44時間ぶりに脱出　関越道、大雪で立ち往生していたクルマ1000台を自衛隊が救助に　Twitter実況ドライバーも無事を報告（2/2 ページ）

一連の投稿を元に振り返ります。

[春山優花里，ねとらぼ] PC用表示関連情報

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16日20時ごろの様子

　吉田さんはしばらく動けないと判断して、ほかのトラック仲間の元を訪れて言葉を交わすなど、できる限りの情報交換をしつつ過ごしていたようです。

16日22時ごろの様子

　立ち往生が始まって4時間が過ぎて、車列が少し動くこともあったそうですが、結局ほとんど進めないまま日付が変わりました。トラック仲間と雪で遊ぶ様子などの写真もアップされていますが、こんな環境でも楽しむことを忘れずにいる精神力は普通にすごい……！

17日0時ごろの様子

17日7時ごろの様子

　そして17日7時ごろの投稿は、トラックから降りて周囲の雪の深さを確かめてみる映像。足のふとももあたりまでずっぽりと雪にハマり、周囲のクルマの屋根の上には大量の雪。この一晩で振った雪の多さがはっきりとわかります。

　この映像は各社報道にも提供されたため、多くの人が目にしたことでしょう。Twitterには心配する声が多く寄せられました。

　その後は、成す術なく雪が降り積もっていく様子をただ眺めることしかできず、マフラーが雪で埋もれないように除雪作業をするなど、対策を取りながらじっと耐える時間が続きます。そうこうしていると、自衛隊の災害派遣が決まったことが伝えられました。

17日14時20分ごろの様子。「戌亥ここ！」さらっと推しアピール

17日16時ごろの様子。「リゼひよこ！」推しアピール第2弾

17日22時20分ごろの様子。アンジュどこ？

18日0時ごろの様子。「アンジュそこ！」さらに推しアピール

　18日1時ごろに「救助隊到着まであと3キロ」と投稿。ついに希望が見えました。

18日4時ごろ、朝日がまばゆい

　夜が明けて18日8時30分ごろ、ついに自衛隊の姿がトラックの目の前に見えました。隊員から支給品を受け取った吉田さんは、「いまだかつて無いほどクッキーがうまく感じた」と投稿しています。

ついに自衛隊の姿がみえた

　自衛隊の協力で給油と除雪作業が進められ、吉田さんは18日16時30分ごろに現場からの脱出を報告。約44時間の長い戦いに終わりを告げました。

　各社報道によると、今回の大雪による立ち往生には1000台前後のクルマが巻き込まれたもよう。17日夜の時点で、半数が脱出することに成功したものの、吉田さんのように取り残されたクルマも非常に多く、早期解決を図るために自衛隊に災害派遣が要請されました。

　関越道の大雪による通行止めについては解消される見込みが立たず、全面復旧はしばらく時間が必要となるそうです。

画像提供：吉田（@8960_IND）さん