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Amazonプライム・ビデオを見ながら語学学習ができるChrome拡張がめっちゃ便利 好きな動画を見ながら語学をマスター

ワンクリックで字幕をGoogle翻訳にかけられます。

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 Amazonプライム・ビデオを見ながら語学を学べるChrome拡張機能、「Subtitles for Language Learning」が登場しました。動画に外国語字幕を追加し、随時翻訳しながら視聴できます。



SLL お気に入りの作品を視聴しながら外国語を学習。対応言語はなんと79カ国語

 導入後にプライム・ビデオをChromeで開くと、再生ボタン脇に「Subtitles for LL」ボタンが出現。ここから再生を開始すると、動画の右側に字幕が表示されるという仕組みです。単語にカーソルを合わせると訳語がポップアップし、そこからWeblioなどの辞書サイト検索も可能。字幕の右にあるアイコンをクリックすれば、一文をまとめてGoogle翻訳で訳すこともできます。英語はもちろん、中国語やスペイン語など79カ国語に対応しており、外国語学習が大いにはかどりそうです。


SLL 単語をクリックし、ポップアップウインドウ上部のサイト名をクリックすれば、他の辞書サイトを参照できる

SLL Google翻訳を介して、一文をまとめて翻訳。文の左にある再生ボタンをクリックすると、当該のシーンへジャンプできます

 例えば日本の作品に英語字幕を追加して見るといった使い方ができ、推しを見ながら学べてモチベも上がりそうなこの拡張機能。編集部は開発者のはるはら(@haruharahrhr)さんに、開発の経緯を聞きました。


―― まず作ろうと思ったきっかけから教えてください。

はるはら:Amazonプライム・ビデオで「ゲーム・オブ・スローンズ」にハマって繰り返し何周も見ているうちに、「どうせならついでに英語の勉強をしないともったいない」と思ったのがきっかけです。

 子どものころ「天空の城ラピュタ」を何回も見ているうちに、セリフを全部覚えてしまったんですが、もし英語で見ていたらけっこう英語ができるようになったんじゃ? という思いもあって、楽に勉強したくて作りました。

―― 制作にあたって工夫した点は?

はるはら:多くの言語に対応するうえで、言語ごとに仕様を変えるのが面倒臭かったかもしれません。例えば日本語や中国語、タイ語など、スペースで単語を区切らない言語の場合、辞書を参照するためにプログラムで区切らなくてはなりませんでした。タイ語などは、文法はおろか知っている文字が一文字もないくらいでしたから、改善の余地は大いにあるとは思います。

 翻訳元の単語が活用形などの場合、辞書で引けないことがあるのも面倒でした。その場合は日本語の「飲んだ」の「んだ」を「む」に変換して「飲む」にしたり、英語の末尾「ing」を「e」に変換したり、単語を基本形に戻してから翻訳する処理をしています。これを勉強する予定のない言語に施すときは、何やってるんだろう? って思いながら作業していました。

―― おすすめの動画や使い方はありますか?

はるはら:やはり、大好きで何度も見ているような作品で学ぶのが一番良いのではないでしょうか。「あ、英語だとこう言っていたんだ!?」とか、新たな発見が得られると思います。

 子どもたちが「これで英語勉強するからアマプラ入ってー!」と大義名分を掲げて親御さんを説得し、楽しい毎日を送れるようになってもらえたらうれしいなと思っています(実際に英語を勉強しようがしまいが)。




 なお、表示される字幕はAmazonプライム・ビデオの公式字幕のほか、外部サイトから字幕を読み込むことも可能。また、現在のバージョンでは、一部の環境でサイドパネルに何も表示されないバグがあるとのこと。これは近日配信予定のバージョン(1.0.4)で対応とアナウンスされています。



SLL 公式字幕がない場合、「検索」タブから非公式字幕の検索も可能です

協力:はるはら(@haruharahrhr)さん




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