advertisement
武装を積んだ漁船から射出されるロボット、その矛先には巨大な怪獣が――。そんなロマンあふれる描写から始まる漫画がTwitterで話題です。架空の文化“海獣獲り”が根付く日本を舞台にした、鉄と血と潮の香りに満ちた物語。
主人公の剛志は海獣獲りの家系に生まれた18歳。「海獣獲り」とは、人型機械を操り、海からやってくる巨大な生物・海獣を狩る者たちです。海獣の肉は食用に、甲羅は建築資材に、そして筋肉は人型機械の部品に生まれ変わり、余すところなく人々の暮らしを支えます。その歴史は1000年に渡り、土着の文化や信仰と密に結びついていました。
剛志は山ほどもある海獣ガガゼオ、通称「富士」を仕留めるほどの猛者。後継ぎとして申し分ない大人の持ち主ですが、父は戦う息子を眺めながら寂しそうにタバコをふかします。「捕獲数が減ってもうこの仕事一本じゃ食っていけない」「だから最後に息子を海の上で一人前にしてやりたかった」――。
大地震によって噴出した鉱物資源を利用すべく、十数年前から海に作られた精製化学プラント。その影響で海獣の出現数が減り、海獣獲りは廃業に追い込まれつつありました。
重厚感あふれる“海獣獲り”のバトル描写や、「18歳で成人の儀」「重さの単位が『匁』」といったパラレルな歴史設定、そして何より一人の青年の青春物語が心を熱くさせる作品です。熱い決戦のBGMが聞こえてきそうな結末はぜひ本編でご覧ください。
作者は漫画家の巽(@tatsumimimi)さん。ロマンあふれるオリジナルメカの漫画やイラストをTwitterに投稿しています。
作品提供:巽(@tatsumimimi)さん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 文明が滅んだ世界で人を守り続ける少女と巨大ロボ 人と機械の友情を描いた漫画が胸熱
1人と1体の絆に目頭が熱くなる。 - 「変形・合体が複雑すぎない?」→「マニュアルをよく読んで!」 ある意味リアルなロボット漫画が危なっかしくて笑ってしまう
硬くてなかなか動かないパーツとかあるよね……。 - ロボットに心は宿るのか 捨てられたロボットと“友達”になった少女の漫画に胸が熱くなる
「ロボットくん」と少女の友情が心に刺さる。 - 「正体ヲ知ル者は消ス決マリ……」 かわいいAIロボット受付嬢の裏側を描いた漫画が闇しかない
これは、始まりの物語……かもしれない。 - 「目が見えない少女」と「言葉が分からないロボット」、傷ついた2人が得たものは……? 心温まる絵本のような漫画
言葉は理解できなくても心があるロボットのおはなし。