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ロボットに乗って「怪獣と戦う漁師」の漫画が熱い 鉄と血と潮の香りに満ちた青春物語(1/5 ページ)

ロマンの塊。

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 武装を積んだ漁船から射出されるロボット、その矛先には巨大な怪獣が――。そんなロマンあふれる描写から始まる漫画がTwitterで話題です。架空の文化“海獣獲り”が根付く日本を舞台にした、鉄と血と潮の香りに満ちた物語





 主人公の剛志は海獣獲りの家系に生まれた18歳。「海獣獲り」とは、人型機械を操り、海からやってくる巨大な生物・海獣を狩る者たちです。海獣の肉は食用に、甲羅は建築資材に、そして筋肉は人型機械の部品に生まれ変わり、余すところなく人々の暮らしを支えます。その歴史は1000年に渡り、土着の文化や信仰と密に結びついていました。


成人の儀として巨大な海獣・ガガゼオと戦う剛志

剛志の幼なじみは巫女。「海獣捕り」は信仰と密に結びついています

海獣の体は骨や臓器まで余すところなく使われます

 剛志は山ほどもある海獣ガガゼオ、通称「富士」を仕留めるほどの猛者。後継ぎとして申し分ない大人の持ち主ですが、父は戦う息子を眺めながら寂しそうにタバコをふかします。「捕獲数が減ってもうこの仕事一本じゃ食っていけない」「だから最後に息子を海の上で一人前にしてやりたかった」――。

 大地震によって噴出した鉱物資源を利用すべく、十数年前から海に作られた精製化学プラント。その影響で海獣の出現数が減り、海獣獲りは廃業に追い込まれつつありました。





 重厚感あふれる“海獣獲り”のバトル描写や、「18歳で成人の儀」「重さの単位が『匁』」といったパラレルな歴史設定、そして何より一人の青年の青春物語が心を熱くさせる作品です。熱い決戦のBGMが聞こえてきそうな結末はぜひ本編でご覧ください。

 作者は漫画家の巽(@tatsumimimi)さん。ロマンあふれるオリジナルメカの漫画やイラストをTwitterに投稿しています。



作品提供:巽(@tatsumimimi)さん


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