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震災で飼い主とはぐれた犬の里親に 「おたくのワンちゃんは無事ですよ」と元の飼い主に伝えたい

福島県で暮らしていたワンちゃんです。

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 東日本大震災で飼い主さんとはぐれてしまったワンちゃんの様子を、現在の飼い主さんがTwitterで報告しています

 敷物の上にあおむけになっているのは、白っぽい毛並みで耳が薄茶色のオスのワンちゃん。今の飼い主さんには「おじいポン」と呼ばれています。おじいポンさんの現在の飼い主さんは『私の男』や『GOSICK』シリーズなどを手掛け、2008年に『私の男』で直木賞を受賞した、作家の桜庭一樹(@sakurabakazuki)さんです。

 震災のときにおじいポンさんが暮らしていたのは福島県。元の飼い主さんと離れて1カ月半くらい野良生活を送り、2011年8月に現在のお家で暮らし始めたそうです。

 引き取られたときの推定年齢は1〜3歳で、水色の首輪をしていたとのこと。元気になってからの体重は6.5〜7キロです。

飼い主さんとはぐれたワンちゃん 推定年齢11〜13歳の「おじいポン」さん

 おじいポンさんは作業着を着た長身の高齢男性をみつけると喜んで走っていって飛びつくとのこと。桜庭さんによると「以前の飼い主さんに似ているのかも」ということですが、10年の月日が経過しても、元の飼い主さんを忘れていないことに胸が熱くなります。

 桜庭さんは「その方に『おたくのワンちゃんは無事ですよ』とお伝えできたらと毎日思っています」と投稿しています。


画像提供:桜庭一樹(@sakurabakazuki)さん

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