桜の花びらで埋め尽くされた水面に浮かぶ鴨の写真がTwitterに投稿され、その幻想的な美しさが話題となっています。
人々の目と心を楽しませてくれる春の花、桜。満開に咲き誇った後、ハラハラと散った花びらが川の水面に落ち、流れていく様子は「花筏(はないかだ)」と呼ばれており、哀愁漂う美しさをまとっています。
その花筏の中、1羽の鴨さんが泳いでいる様子を写真におさめたのは、投稿主のちゃちゃ(@chacha_nene_jp)さん。
花びらで埋め尽くされ、まるでピンクの絨毯のような川の水面を優雅に泳ぐ鴨さん。クチバシを川に突っ込んだのか、頭にまで花びらがちょこんとついており、まるで髪飾りをつけているようなかわいさ。
ふかふかに見える花びらのなかはスイスイと動けるのかな? 鴨さんの行く手には桜だけではなく椿の花びらも浮かんでおり、色鮮やかな赤色が彩りを添えています。
この写真が撮影されたのは、京都府の熊野若王子神社と銀閣寺をつなぐように通る小径「哲学の道」。川沿いに桜が咲いていて、流れた花びらがたまりやすい場所があるそうです。
水面を埋める桜のピンクの美しさ、鴨のたたずまい、椿の差し色、1つ1つの偶然が重なって生まれた珠玉の風景。幻想的で美しいこの瞬間に出会い、カメラにおさめられたのは幸運といってよいのではないでしょうか。
この幻想的な写真には「まるで桜の海」「もふもふな絨毯のよう」「花飾りをつけてかわいい」など、称賛のコメントが多数寄せられています。
別の投稿では、チラチラと花びらが流れる川の水面に写り込む桜の木、その中を泳ぐ鴨さんの姿を収めた写真もあり、また違った趣のある風情を見せています。
ちゃちゃさんは、愛機(カメラ)片手に神社仏閣からフィギュアまで多方面に写真を撮っており、その数々の作品はTwitter(@chacha_nene_jp)で見ることができます。花、建物、風景、動物……どの写真もあたたかみにあふれており、ほんわかとした気持ちになりますよ。
ちなみに、「哲学の道」にはなぜか猫が多く、地域の方々でお世話をしているそうです。ちゃちゃさんのTwitterにもときおり地域猫さんの写真が投稿されています。
画像提供:ちゃちゃ(@chacha_nene_jp)さん
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