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秋田駅「日本海鰰すめし」(1100円)〜この春、秋田地区の国鉄形気動車が世代交代!(1/12 ページ)

毎日1品、全国各地の名物駅弁を紹介! きょうは秋田駅「日本海鰰すめし」(1100円)です。

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駅弁
秋田駅「日本海鰰すめし」(1100円)
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【ライター望月の駅弁膝栗毛】(初出:2021年3月1日)

駅弁
キハ40・48形気動車・普通列車、男鹿線・天王〜船越間

男鹿線の普通列車が、日の出直後の朝日を浴びて、八郎潟と日本海を結ぶ船越水道を5両編成で渡って行きます。

ローカル線では1〜2両の短編成の列車が多いなか、男鹿線は県庁所在地・秋田市への通勤通学需要を担うこともあり、朝夕は比較的長い編成のディーゼルカーの列車が、運行されてきました。

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キハ40・48形気動車・普通列車、男鹿線・船越〜天王間

昭和50年代から全国各地で運行されてきたキハ40形をはじめとした気動車。

年々、新型への置き換えが進み、その数を減らしていましたが、東日本エリアでは最後の活躍場所となっていた秋田・青森地区でも、この春で運行を終了することになりました。

地元の高校生や高齢の方にとっては通学・通院の足であり、観光で訪れる方にとっては、ローカル線ののどかな雰囲気が感じられる、国鉄生まれの車両でした。

駅弁
キハ40形気動車・普通列車、五能線・深浦〜広戸間(2020年撮影)

男鹿線同様、キハ40形気動車が活躍していたのが、近年は観光路線として人気が高い五能線(東能代〜川部間)です。

ボックスシートがズラリと並ぶ車内にポツリポツリと点在する乗客。

窓を開ければ自然の風が吹き込み、駅では手作業で行先票(サボ)の差し替え作業。

半ば退屈そうに車窓を眺める一人旅と思しき方も多く、旅情が誘われたものです。

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日本海鰰すめし

そんなディーゼルカーの車窓に広がる「日本海」を思い浮かべていただく駅弁と言えば、秋田駅弁「関根屋」の名物「日本海鰰すめし」(1100円)。

以前は通年販売でしたが、ハタハタの安定供給に難があることから、近年は冬季中心の不定期販売となっており、今シーズンも1月から期間限定で販売されています。

やっぱり、秋田の魚と言ったら「ハタハタ」ですよね!

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日本海鰰すめし

【おしながき】

  • 酢飯(秋田産あきたこまち)
  • ハタハタ漬け焼
  • とんぶり入り蒲鉾
  • いぶりがっこ(人参)
  • 錦糸玉子
  • れんこん
  • ふき煮
  • 付け合わせ
  • 紅生姜
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日本海鰰すめし

秋田県産あきたこまちの酢飯の上に、骨を丁寧に取り除き、特製の醤油だれに48時間漬込んで焼き上げたというハタハタが3枚、彩りよく載っていて食欲をそそります。

おかずには“畑のキャビア”と称されるとんぶり入りの蒲鉾や山菜、いぶりがっこも入って、「これぞ秋田!」という、海と山の幸の組み合わせがいいですよね。

関根屋によると2月までの販売予定でしたが、もう暫くは店頭で出会えそうとのこと。

とくに昼以降に購入予定の場合は、関根屋への電話予約がお薦めです。

駅弁
キハ40形気動車・普通列車、男鹿線・羽立〜脇本間

秋田駅でも車両の引退に関するアナウンスが流れ、一部の車両にはヘッドマークが取り付けられるなど、地元で愛されてきた様子が伺える、秋田のキハ40形気動車。

3月のダイヤ改正以降、男鹿線はバッテリーで動くEV-E801系電車(ACCUM)に、五能線は新型のGV-E400系気動車に置き換えられる予定です。

最後まで地元の皆さんの生活の一部として、普段通りの走りを見せてほしいものです。

連載情報

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ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史

昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。

駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/



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