Twitterの“投げ銭”機能で「パクツイ増えるのでは」と懸念の声 Twitter社に対策について聞いた(1/2 ページ)
チップ目当ての無断転載が増えるのでは、と懸念する声が上がっています。
Twitter上でお金を送れる、いわゆる“投げ銭”できる「Tip Jar」機能のテストが始まったことを受け、チップ目当ての無断転載が増えるのでは、と懸念する声も上がっています。
Tip Jar機能は、BandcampやCash、Paypalなどの送金サービスを使って、他のTwitterユーザーにお金を送金できるというもの。テストは始まったばかりで、詳細は今後発表される予定となっています。
この機能の発表を受け、一時「パクツイ」「無断転載」がトレンド入り。投げ銭目当ての無断転載が増えるのではないか、無断転載でフォロワーを集めたアカウントがお金をもうけるのではないかと多くのユーザーが懸念を表明したためでした。
編集部ではこの問題について、Twitter社に「チップ目的の無断転載への懸念をどう受け止めているか」「無断転載への対策を強化する予定はあるか」と問い合わせました。同社からは下記の回答がありました。
「Twitterでは、すべての利用者が自由に、安心して公共の会話に参加できるよう、Twitterルールとポリシーを設けております。また、Tip Jarを悪用している利用者(チップの送信または受信)を見つけた場合、利用者の皆さまが、その人のプロフィールから報告することができます。 こちらの機能はまだテスト段階なので、他のプロダクトと同様に、さまざまな影響を学習しつつ改善を行なっていきます」
なおTip Jar機能のテスト対象になった一部ユーザーからは、「Paypal」で送金するとチップを送った人の住所などが受け取った人に送られてしまうとの指摘も。Twitterは、「送金サービスの規約によって、送金者と受取人の間で情報が共有されることがある」と述べています。
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