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【知ってる?】ロマンスカー「7000形」が日本で最初に採用したすごい技術とは月刊乗り鉄話題(2021年5月版) 「小田急ロマンスカー」まめ知識(2)(3/3 ページ)

これを知っておくとロマンスカーミュージアムをもっと楽しめちゃう「小田急ロマンスカーまめ知識」。ロマンスカーの名物といえば、展望座席やミュージックホーンなどがありますが……。

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【ロマンスカークイズ 5】デザイン一新、「7000形」が日本で最初に採用した技術は?

  • (A) 回転式リクライニングシートの自動転換装置
  • (B) タンク式トイレ
  • (C) ミュージックホーン(補助警笛)

【解答】回転式リクライニングシートの「自動転換装置」を採用した

 正解は(A)の回転式リクライニングシートの自動転換装置です。

 7000形は1980年に登場。老朽化した3000形を交代させるために登場しました。3100形のデザインを洗練し、突起物のないシャープな展望車になりました。

小田急 ロマンスカー
7000形(写真=右)。シャープな先頭形状で人気だった

 その美しさは現在も色あせません。座席にリクライニングシートを採用し、乗り心地も大きく向上しました。この座席はくるりと回転して向かい合わせもできます。当時の鉄道車両としては上級のサービスでした。7000形はさらに「終着駅で自動的に座席の向きを回転して方向をそろえる機構」も追加しました。ハイテクです。

 (B)のタンク式トイレは3100形で採用されていました。(C)のミュージックホーンはご存じロマンスカー名物(関連記事)。3000形から採用され、30000形を除くすべてのロマンスカーで採用されています。

(参考)キッズにも大人気ロマンスカー(ggkiKFUeNFU/YouTube)


(続く)

 ロマンスカーまめ知識、まだまだ続きます! 次回は10000形から近代ロマンスカー、そしてロマンスカーミュージアムのツウな見どころをお届けします。お楽しみに。

杉山淳一(すぎやま・じゅんいち)

乗り鉄。書き鉄。1967年東京都生まれ。年齢=鉄道趣味歴。信州大学経済学部卒。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。出版社アスキーにてPC雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年よりフリーライター。IT・ゲーム系ライターを経て、現在は鉄道分野で活動。鉄旅オブザイヤー選考委員。ITmedia ビジネスオンラインで「週刊鉄道経済」連載。著書に『(ゲームソフト)A列車で行こうシリーズ公式ガイドブック(KADOKAWA)』『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。(幻冬舎)』『列車ダイヤから鉄道を楽しむ方法(河出書房新社)』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」。日本鉄道全路線の完乗率は100%(2021年4月時点)



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