保育園の遠足が中止になったことを知った息子の反応に、せつなくなる母の漫画がTwitterに投稿されています。投稿には、親や子どもの立場からさまざまな意見が寄せられています。
ブログやTwitterで子育てや義母の介護経験を描いた漫画を公開中の、さとういもこ(@satoimo_msb)さん。ある日、息子に遠足の中止を伝えると意外な反応が返ってきたエピソードを描いています。
保育園からの一斉メールで、5月に予定されていた親子遠足が中止になったことを知ったさとうさん。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)感染拡大のため仕方ないと思いつつも、お友達と遠足に行くことを楽しみにしていた息子にどう伝えようか……と気が重くなってしまいます。
さとうさんが予想した息子のリアクションは2つ。1つ目は中止に納得できず、さとうさんに「なんで中止なの! どーしてなんで!?」と詰め寄るもの。2つ目は、中止を受け入れられず、「ゆたかくんと一緒に行きだがったあああ」とかんしゃくを起こしてしまうものでした。
息子の機嫌がいいときに伝えないと、と思いつつも、早く分かったほうが息子のためだと考えたさとうさんは、意を決して「今度の遠足、中止になったって……」と伝えます。すると……。
息子は一言「ふーん、わかった」と答えると、何事もなかったように遊び始めました。予想していた、悲しみや怒りを爆発させる反応とは真逆のものにさとうさんはびっくり。息子の気持ちの切り替えが早いのか……と思いますが、「いやちがうな……(気持ちを)整理してるな?」と予測します。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で、子ども関連の行事は次々と中止になり、お友達と遊ぶことも難しい状況に。さとうさんは、これらの経験から息子が「楽しみにしていたことを急に奪われる」「やだと言っても変わらない」ことに慣れてしまったのではないかと考えたのです。
母として、「こんな小さい子が“わくわくする気持ち”にブレーキかけなくていいのに……」「(コロナ禍の状況が)期待や希望をもつ機会すらうばっている」とせつなくなるさとうさん。息子の反応を通して、新型コロナウイルスの収束をあらためて願うのでした。
投稿には「わが家も同じでした」「すんなり受け入れてくれるのがせつないですよね」と共感する声のほか、「実はそこまで楽しみでもなかったのかも? 自分もそうでした」と子ども時代を思い出してのコメントなど、さまざまな意見が集まっています。
どんな心境で漫画に描かれたような反応をしたのか、理由は息子のみが知ること。まずは少しでも早くコロナ禍前の生活に戻ってほしい。子どもも大人も予定や行事を「楽しみだ」と思える気持ちを取り戻したい。そんな風に考えさせられる漫画でした。
さとういもこさんはTwitterの他、ブログ「いもしるすけっち」やnoteに育児漫画を投稿しています。
画像提供:さとういもこ(@satoimo_msb)さん
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